<SF映画 雑記>
ガンヘッド
1989年公開! 日本のSFロボットアクション!
なんか、急に見たくなり、サントラCD付きのDVDを買って、超久しぶりに、鑑賞!!
これ、劇場で見てるんだよね。
かなり期待した。
だって、見る前の情報だと、日本映画には珍しくカット数を多くしてるという。
これが何を意味するかというと、アクション場面に迫力が出ていることを意味する!!
今までの、日本映画のアクションって、黒澤映画を除くと、時間がないし、カメラ数が少ないんで、単純に長廻しで撮るだけで、素材不足で、編集で迫力を生み出すことができていないし、それだったらと? カメラを揺らす暴挙に出て、逆に観客を画面酔いさせちゃう始末で、もうどうしようもない!!!(笑)
予算やスケジュールのせいもあるけど、かっこいいアクション、観客を興奮させるアクションを見せきれる、監督、カメラマン、編集マンがいなかったってことですよ。
外国映画が普通にやってることを、日本映画が出来てない!!
見習おうともしてない!!
そんなどうしようもない日本映画のアクションに、この「ガンヘッド」が風穴を開けてくれるだろうと、そう確信し、ワクワクしながら、劇場に足を運んだのでした!! ・・・・・・
日本映画が、ようやく新しく生まれ変わろうとしている!!
その歴史的瞬間を見届けようと!!
この映画から、すべてが変わるはずだと!!
興奮しながら、見始めましたが・・・・・・。
・・・・・・・・・
ありゃりゃりゃりゃあああ・・・。(笑)
なんだあああ、これは・・・・。
画面が暗い! 暗すぎる!!
よって、何やってるんだかわからない!!
アクションやってるようだけど?、よくわかんない!!
カット数は、確かに多いようだけど?、
それなのに、なんだかテンポが悪いような気がする!!(笑)
せっかくの美人のヒロインもあんまり活躍してないし・・・。
話もつまんないし、・・・・
とにかく、映像に躍動感がない!! はじけない!!
確か、途中で、落胆して、寝入ってたかもしれません!?(笑)
これじゃあ、ダメだと!!!
・・・・
やっぱり、・・・・今回もダメかああああ・・・・。
非常に気分が悪くなり、劇場をあとにしました・・・。(笑)
改めて、考察するに、
日本映画のアクションに大革命が起こったのは、
2001年の北村龍平監督の「VERSUSヴァーサス」から!ということになるなあああ。
まさに、ハリウッド流の演出、カメラワーク、編集!!
アクションは、こうでなきゃああ。
こうあるべき、アクション演出の姿が、すべてここに詰まってました!!
素晴らしすぎる!!
なんで、これより前は、これができなかったんだろうねえええ。
誰も、やろうとしなかったってことですよ。
アクションを軽く見てたんでしょうねえええ。
現状のままで、いいと。
で、今回、劇場では、途中で寝ちゃったし、つまんなかった印象がある、「ガンヘッド」!
はたして、本当につまんなかったのか!?
それを確かめたく、DVDで、リベンジ鑑賞を実行!!(笑)
2度目は、どうだったのか!!!???
うーーーん、・・・・・・やっぱり、ダメでした!!(笑)
画面は、明るくなって、何やってるんだかわかったけど、
展開がダラダラで、テンポが悪いのが、ハッキリわかったし、アクションに高揚感なし。サスペンスを盛り上げてほしいところも、ぜんぜんそうなってない!!
出だしは、「エイリアン」っぽいのに!!
脚本、演出、カメラワークがまったくダメですね。
素材はいいはずなのに、料理人が、すべてをダメにしたって感じ。
川北紘一特技監督の特撮だけが、見どころか!!
北村龍平監督流の気構えで挑んでくれたら、文句なく素晴らしい傑作が出来ていただけに、非常に残念な映画!!
リメークに期待します!!