<ジョルジュ・ドルリュー作品 映画雑記>

 

イルカの日

1974年公開! 初見は、TV放送! 音楽を先に聴いていたのか記憶にないけど、ジョルジュ・ドルリューの素晴らしいテーマ曲は、FMの映画音楽番組で、よくかかってましたねええ。 初めて聴いたときは、涙が出ましたよ!(笑) これほど、涙腺に触れる曲も珍しい・・・。 映画の中でも、イルカとジョージ・C・スコットが、水槽の中で戯れるシーンに流れてきて、大変効果的でした。 もう、何十年も前に見たっきりなので、映画の内容は、ほとんど覚えてないんだけど(笑)、音楽だけは、サントラCDで何度も聴いてきて、 聴くたんびに、涙を流したもんです?(笑)

誰もがこの映画から、ドルリューに注目したんじゃあないでしょうか!

自分も、いてもたってもいられなくて(笑)、入門的に、ドルリューの作品集のレコードを買って聴いて、・・・もう、完全に魅了されましたねええ!! いやああ、素晴らしい!! まさに、感動の名曲ぞろい!!

特に「アメリカの夜」「恋のエチュード」「軽蔑」なんか、世の中にこんなに胸を打つ名曲があったなんて!!って、その曲と出会えて、本当に良かったと思えたほど!! 出会えずに、人生終わってたら、悔やんでも悔やんでも悔やみきれなかったはず!?って感じ!(笑)

そんなわけで、今宵、そのドルリューの傑作の1本、「イルカの日」を、超久しぶりに、レンタルDVDで、まともに鑑賞!!

改めて、注目ポイントをあげておくと・・・

◎イルカがこんなに可愛いかったなんて!!(笑) 愛嬌のある顔、肌、ツルツル!!(笑)

◎イルカが、こんなに、言葉をしゃべってたなんて!!(笑) 初見、日本語吹き替えで、聴いてたはずなのに、ここまで、しゃべってたとは、オドロキです!!

片言どころか、ちゃんと意味を理解してしゃべってます!!(笑)

残念なところは、

×魅力的なトリッシュ・ヴァン・ディヴァーなのに、ここでは日焼けしたおばさん!?にしか見えなかったところ!!?? なんで、彼女をもっと生かさないのか不思議???

×イルカの可愛らしさしか印象に残らず、ドルリューの音楽もそれを引き立てているため、後半のサスペンス劇は、この映画のもつ、やさしいトーンにあってないような気が・・・。

なんかバランスが悪い。

正直、サスペンスを強調すべき映画だったような気がするんで、イルカの扱いは、前半は、あっさりと描いて、後半、サスペンスとともに、魅力を見せていったほうが、良かったと思う・・・・。ドルリューの曲が、前半から全開しすぎているんで、映画音楽の使い方としては、イマイチか。曲がいいだけに、後半、全開させたほうが、効果があがってたはず。