アイズワイドシャットに進路を取れ! その7

自分が当時、映画ノートに書き連ねた、「アイズワイドシャット」に関連する文章のアレコレ。

もしまだ、この映画を見てない人がいれば、読まないほうがいいかも。

映画は、なんにも知らない状態で見たほうが、絶対楽しめるので!!

ご注意を!!

また、ちょっと不適切な文章は、××× としてあります。

 

―――で、

1999年7月24日(土)

先行レイトショーで見た、スタンリー・キューブリックの遺作「アイズワイドシャット」の

見終わった後に書いた、新鮮な感想!!

 

<5> 1999年記

・私の感想は、あらゆる点で、キューブリックのスゴサを再認識させられた傑作だと思います。

公開前のいろんなウワサが次々と裏切られていき、この先どういう展開になるのだろうと、ワクワクドキドキさせられ、大変楽しみました。

映像美も充分タンノウできました。

結局、キッドマンの××は拝めず、××のアップもあるかなーーーと思ってたけど ありませんでした!(笑)

 

見終わったあと、その原作を読んだのだが、時代設定が変わっただけで、ほとんど忠実に映像化されていたのには驚いた。

ラストの締めくくりが、どうも唐突で中途半端でびっくりしたのだが、これも原作どおりなのだ。 文句を言うこともできない。(笑)

しかし、しかしなのだ。

原作に忠実なので、キューブリックのせいにするわけではないのだが、多少、物足りなさは残ってしまう。

こういう場面があってほしいという願いがはたせず、むなしくなってしまうのだ。

なんといっても、ニコール・キッドマンが絶対に××を見せると思ったのに、それがないことだ!!(笑)

そして、トム。クルーズの前で、××を××して、××をはじめ、××まで、見せつけるシーンがあると思ってた。

キューブリックなら、一般映画とハードコアの境界線ギリギリの描写に挑戦して、物議を醸しだすと期待していたのにぃーーー。

ちょうど、「時計じかけのオレンジ」が、当時としては超絶な(!!)暴力描写に満ちあふれていて、問題になったと同じように。

1990年代最後の時代にふさわしい、いやそれ以上の描写を期待していたのにーーー。

もちろん ××シーンの描写は、そのものズバリではないが、××の世界に近い。

しかし、これは、ニコール・キッドマンがやってくれないとまったく意味をなさないのだ!(笑)

キューブリックは、「シャイニング」「フルメタル・ジャケット」で観客の期待を裏切ってくれた。(これは意図的に裏切ったといってもいい。)

そして、今回も裏切ってくれた。

これはスゴイことだ。

観客をあざむいてやった!と、キューブリックは、ひとりほくそえんでいるに違いないのである!!

原作にないシーンで、重要な点が、

原作では謎に終わってしまっている事件を、映画では種明かしをしていること。

この種明かしは、前半、伏線もはってあるので、まあ、納得はするが、キューブリックらしくない。

ここは、謎のままで、観客に考えさせたほうが良かったのかもしれないがーーー。

私は、トム・クルーズとニコール・キッドマンが、クライマックスに××パーティーに潜入して、仮面をつけた人々を前に、延々と××している描写で終わると思っていたので、あの唐突な終わり方に、ちょっと驚いたわけである。

 

キューブリック初のドルビーデジタルサラウンドステレオなので、今までにない音響効果でゾクゾクした。

「シャイニング」もステレオだったら、もっとコワかったのになーーー。

 

ほぼ既成曲を使用。

きくところによると、もう一度ダビングをやるはずだったらしい。

音楽の差し替えも考えてたらしい。

でも、このバージョンでも完璧な完成度だ。

素晴らしい!!

 

 

 

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さてさて、以上で、「アイズワイドシャット」の1999年の公開時の熱気、空気感のおさらいが終わり、気分が、ウォーーーーーッ!!!って(笑)、盛り上がってきたところで、

いよいよ、

2025年の今日!!

これから!

超久しぶりに!

「アイズワイドシャット」!

再鑑賞!!

 

はたして、どんな感想が飛び出してくるやら。

26年前の初見時の感想と、どう違ってくるのか!?

自分でも、楽しみです!!

 

まずは、初期のDVDで、スタンダードサイズの日本語吹き替え版から!!