国立がんセンター初診の日 | 婦人科系希少ガンの闘病記〜外陰がん

婦人科系希少ガンの闘病記〜外陰がん

2019年5月
婦人科系希少ガンの外陰ガン(扁平上皮癌)と診断されました。

6月手術 ・両鼠蹊部リンパ節郭清 ・ⅢB

現在は経過観察中

稀な癌のため情報が少ないので、もしかしたら参考になる方がいらしゃるかもしれない。。と思い体験記を綴ります。

こんにちは


つたないブログに

ご訪問いただき

ありがとうございますm(_ _)m




20年ほど前から

デリケートゾーンの湿疹に悩まされ

それが実は悪性腫瘍だったと判明したのが

20194

還暦になって

間もない頃でした




人口尿道になるかもしれない

難しい手術になるので

大学病院から

ガン専門病院である

国立ガン研究センターの

K先生を紹介されました









2019

連休明けの5



初診は時間がかかるから

1時間前に受付に来てください

とのことでしたので

1時間半前には病院に着きました




一歩入った途端…


ロビーは人で溢れている!!


付き添いの方もいらっしゃると思うけれど

ここにいる患者さんは


間違いなく全員ガンなんだ!


という事実に

素直に驚きました。。




そして


自分だけじゃない

みんな頑張っている


という

少しの安心感。。。






待つこと1時間半… 


受付が終わるごろには

既に予約時間になってました〜 (-.-;)



やっと

婦人腫瘍科の待合室へ移動


暫くして番号を呼ばれました



緊張しながら

入ると



ニコニコ笑顔の先生がいらして…


こんにちは!

えーっと

〇〇にお住まいですか⁉︎

あれ? 

その〇〇っていう名前の駅ありますよね?



え? 駅⁈

いえ。。ないですね。。

△△駅ならありますけど



そっか〜⁉︎ ないか!

そうだ〜

△△の駅と間違えちゃったなぁ〜 


と 

おひとりでゲラゲラ大笑い。。。 (^_^;)



側にいる美人な看護師さんが

そんなに笑ってどーしたんですかぁ?

と先生に声をかけると



いや〜初診で緊張してるかと思ってさぁ〜

気分を明るくしてあげようと思ってね〜  


と 笑いながら答えてました…



そうか⁈  

冗談でしたか。。

あまりにもいきなりだったので

キョトン。。???

としてしまいました。。スミマセンm(_ _)m



悪性腫瘍で

希少がんになってしまって

病院名を聞いたら

病名がわかってしまう病院に

来ることになってしまった

緊張感の中…


まさか

こんな楽しい雰囲気の

はじまりになるとは…笑





このK先生

何人もの方々がブログでも

言われてますが 



名医です!



外陰ガンの手術件数も

きっと1番多いかと思います



名医なのに

気さくな先生で有名



診察も

いつも思いがけない冗談で始まります(^^)/



その冗談がどこから飛んでくるか?

予想がつかず。。。(^^;;

とっさにボケツッコミができない私は

かみ合わないことも多々あり

申し訳ない気がしてます (笑)



ここはガン専門病院なので

症状や病名は違っても

患者さんは

みんなシリアスなことには変わりない


でも!

この先生の診察室から出てくる人は

みんな笑顔なんです♫


これって

素晴らしいことだなぁ〜♡

といつも感心しています 

 




さて

名医との初診


T大学病院のM先生からの紹介ですね


はい、尿道に引っかかるから

K先生しかいない

と言われてきました


と話すと


そっか〜私しかいませんか〜

と笑顔

↑ 

なんだか嬉しそう。。⁈ (スミマセン失礼ですね(^^;




大体のことは

これまでの三つの病院の紹介状と

写真やデーターで

把握されている様子



痛そうですね



ハイ 

歩くのも困難なくらいなので

お見せしたくないほど痛いです!

内診が怖いので強調してみました



そうですよね〜

でも一回は診ておかないとならないので、、

よろしいでしょうか?



はい

分かりました。。

仕方ありません


偉そうな私で

申し訳ございませんm(_ _)m





内診の結果

右の鼠蹊部リンパ節が

腫れているので

右側のみ


鼠蹊部リンパ節郭清


もすることになりました… 泣




そして


肝心の尿道は……⁈



うーーん、ギリギリだけど残せるかな⁈

なんとか残しましょう!



と言ってくださる!(^^)/〜ありがたい!



さすが名医!


このように

この先生に

人口尿道から救われた同病者は何人もいます!






手術の日は

今は婦人科の手術は

6週間待ちだけど

痛そうだから

4週間後に


ということになり 

 

この日は

手術に向けて身体全体を調べるため

様々な検査をしました


歯科、血液検査、心電図、肺活量、胸のレントゲンなど


歯科まであるのがなんだか新鮮でした(^^)




全て終わり

診察室に戻ると…


心電図に引っかかり

再検査


再び心電図のお部屋へ

小さな跳び箱の様な三段の階段を

15回往復されられました


↑ 

階段昇降。。結構疲れます(^^;


再検査は

無事にクリア




これで

今日の検査は全て終わり!


後は 入院手続きをして  

会計をして

最後は薬の面談もありました




これから入院までの間

ほぼ一週間ごとに

検査をする予定で


次週はCT検査、

その次の週はお休みで 

3週間後にはMRI

4週間後には

いよいよ 

入院&手術です





初診日の全てが

終わったのは夕方の5時ごろ



あ〜疲れた〜

病院のロビーの片隅で

持ってきたリンゴを食べてひと休み




ひとり 

ぼーっとしながら

主治医が言ったことを

思い出してました。。。




診察室で

血液検査の結果表の

数値が高い腫瘍マーカーを

見ながら…


これが高いということは  

どういうことなんでしょう?


と聞いたら


これから治療して治していく

ということです 


と言われました 




あれは

なんだか


すごく納得できる 


信頼のひと言だったなぁ〜 





見上げると


ロビーの天井が高くて…


夕方だけど明るくて…


いい感じ


この病院が好きになりそう…


これからお世話になります

よろしくね



と 心の中で呟きました