ハワイにはクラフトビール、焼酎、ラム、ワインなどの醸造所がありますが、日本酒を醸造するお店もあります。
そのお店、アイランダー・サケ・ブリュワリーはカカアコのクイーン通りのコーラル通りとの交差点の手前にあります。
2020年の春にオープンしたお店のクイーン通りに面した壁には、しゃれたイラストが描かれています。
私が行った時には、ゲートが半開きでしたが、入り口横には紺の暖簾がかかっていたので、入ってみました。
店内のカウンターには、菰樽が置いてあります。
この日は新しいお酒のボトリングの日ということで、テーブル等は、一時的に片付けられていたようでした。
立派な神棚には、お酒の神様である松尾大社や、開店の際にお祓いをされたハワイ出雲大社のお札がまつられています。
神棚の右側が醸造所になっていて、タンクなどの醸造機器が置かれています。
アイランダー・サケ・ブリュワリーの日本酒は少量生産。
その時々に、搾りたての生酒をいただくことができます。
この日は北海道の酒造米である「きたしずく」を原料として、先週ボトリングしたお酒を試飲させていただき、購入しました。
お店の外の広場(?)には、お酒のびんのオブジェが置いてあります。ゲートには、鯉のぼりがぶらさがっていました。
そして、お店の上には、サメの口からマネキンの脚がでているシュールなアートがあります。このアートは以前からあるもののようで、写真でも見たことがあったのですが、日本酒のお店の上とは。
お店の前にもなぜかサメのオブジェ。不思議な空間です。
そしてお酒の話に戻って、こちらが、購入した「きたしずく」の生酒。
保存料は入っていないが、冷蔵庫に保管すれば、一か月ほどは美味しく飲めるとのこと。
フルーティーで、口当たりも良く、いくらでも飲めそうなお酒でした。
私は知らなかったのですが、アイランダー・サケ・ブリュワリーのサイトを見ると、以前はハワイにもいくつも酒蔵があり、1980年代半ばまでは、パウオアバレーでホノルル酒造製氷会社が操業していたそうです。
アイランダー・サケ・ブリュワリーも、日本とは気候の違うハワイでの日本酒作りには、いろいろなご苦労があったようで、そのことを知ると、お酒好きとして、応援したくなりました。