11月1日(木)



いやー、11月かぁ。早いなぁ。


しつこいけど、アートとまちづくり、活性化について考えてること残しておく。


ちょうど都市計画学会の「都市計画」297号は「都市計画はアートか?」という特集。
文献を整理すると

●鈴木伸治先生は、中心市街地活性化とアートについて考察。中心市街地活性化にもっと地域資源活用とかを取り入れては、という提案。

●吉本光宏先生は、アートの取り組みのゴールは、社会にどのようなインパクトを与えられるか、どのように希望ある未来を作っていくか。生き生きと暮らせるまちづくりとして、創造都市の考え方を紹介し、別府の取り組みを事例として上げている。別府は、中心市街地を小売業の集積地としてではなく、文化を起点にした集客と交流の場、人材育成の場として再生していこうという事業だとのこと。

●荻原康子先生は、地域の価値をアートで高めた例としてベネッセの直島を取り上げている。ちなみにここで言う「価値」は来街者のこと。また、北加賀屋クリエイティブビレッジ構想の、産業が衰退して高齢化が進むすすむまちの、創造の芽吹きを紹介。


 


都市計画がアートかどうかは知らんけど、
アートがまちに与える効果についてはきちんと整理しておきたい。

世間では、バル、100円商店街、まちゼミあたりがまちづくりの3種の
神器とか言われているようだけど、手作り市とアートも負けず劣らず、
あちらこちらで展開されている。



今回、中心市街地活性化の事業化をお手伝いしている十日町の、大地の芸術祭もそうだし、有名どころでは、香川県直島、大分県別府市などなど。数え切れないぐらい。
ちなみに、3年に1度なのでトリエンナーレとか言うらしい。

2年に1度だと、ビエンナーレなんだって。へー。

この分野のイベントは海外の有名なアーティストを招聘して、モノによっては地元と一緒に作品をつくり、展示する。商店街の空き店舗、空き家を使うこともあれば、田園や海辺につくることも。で、この効果なんだけど、期間中来街者が増えることは間違いない。でも、それは商店街の売上にはつながらないことが多い。宿泊や飲食、あとお土産、タクシーあたりが恩恵を受けることになるのかな。

でも、アーティストと一緒に作業した地元の人の生活は一変するらしい。

自分の作業と地元に対する誇りが高まり、仲間との絆が強まり、前向きに生きていく姿勢が出てくるような話を聞いた。アートを見て何かを感じる力や、創り出す力を養えることもあるだろう。何かを感じる力は優しい社会をつくるだろうし、創りだす力は新しい産業を生み出すかもしれない。

アートは文化政策よね。それを経済政策、都市政策の視点から見て、中心市街地活性化にも反映させる必要があるんだろうな。



アートがまちづくりに与える効果は大きいけど、それをどのように具現化するかってのは、様々な分野、例えば教育や商業、福祉などの取り組み次第ってことなんだろうな。

来街者が増えるってことは、相対的にまちの価値が上がっているといえると思う。
それが地元に与える経済効果もあるだろう。でも、それがアートの目的ということではないはず。だから、アートによって商店街の売上が上がらなかろうと、その取り組みを否定することはオカド違いだね。むしろ、アートのもたらすものを、道取り込んでいくか、具現化していくかが課題なわけで。
・・・あ、そんなこと知ってるって?wてへへ 

いつもお世話になります!
十日町市の山岸部長と、まちづくりリーダーな樋熊さん。
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