仕事をむさぼりくらっている。


無性にはかどる。驚く程頭が回る。


恋愛に支障をきたすくらいに仕事が進む。


そして今日、度重なる支障が亀裂となり
別れの気配。


はじめて交わした会話。こっそり目配せして抜け出した飲み会。2人で見た綺麗な景色や物事。


手のひらからボロボロこぼれてく。


悔しい。
もとから太くはなかった。


どちらかといえば痩せてる方だった。


それが病を患ってからというもの完全に細ってしまった。


つい半年前まではイクタトウマというタレントさんに似ていると言われていた。

Yahoo!で調べたら中肉中背なかんじの人で俗に云うイケてるメンずであった。おれも捨てたもんではないのぉ、おほほん。などと喜んだのを覚えている。

それが今やどうか。
今日会社で同僚に言われた。


「私は貝になりたいのラストシーンのナカイクンそっくりになっちゃったね~(心配そうに)」


そして今Yahoo!でそのナカイクンを調べてみた。


結果をいうとがっかり。ラストシーンというのが尚悲しい。

果たして首吊り台にのぼり死にゆく人に似てるとはいかなるマガゴトか。


しかもラストシーンでは、かの有名な詩とも手紙ともつかぬ「私は貝になりたい…」などという悲惨極まりない手記がバックで朗唱されているというではないか。


むむむ…


切ない。グスン。

まったくもってダメなんである。


何が?恋が?仕事が?


いやいやオレがダメなんである。


もちろん年相応ながら恋もするし仕事もしている。漫然とではあるが日々はうまい具合に過ぎて行く。


ただその流れに逆らうように、自分の魂的なものや心的なものが体から離れつつあるのがなんとなく悲しい。


ある日洗濯機の中に詰め込まれぎゅんぎゅんに回され、遠心力は肉体の抵抗の及ばぬ程に強大になり、ついには身体と心とがそれぞれバランバランになってしまう。


まるでそんな気分になっている今日は日曜日。洗濯拷問の免除を受けられる日。


がゆえに身体も心もすっかり回転をやめて、びたーっと桶の底や側面に張り付いてしまっている。


バランバランになっちゃってどうしよ、おれ。


なんて事になっている今日でした。