相模原市とその近郊の、放射能の汚染状況と行政の対策が少しづつですが、掴めて参りましたので、相模原市の市民グループこどもまもりたいが考察したものを、ここにご報告いたします。

この報告記事は過去の記事を使用しておりまして、新しい情報が入り次第 毎月1回 同じ内容になりますが、掲載していこうと考えています。

放射能に関する問題は、日ごとに情報が変わってきますので、出来る限り新しい情報が入り次第 相模原市の現状など載せていければと思っています。(過去の記事はブログ内で埋もれていくので、時々 引っぱり出したいと思います)

※記事中の葉っぱの放射能測定器での計測結果ですが、あくまでも参考程度として下さい。ゲルマニウム半導体検出器で計測しておりませんで、その機器で比較すると計測している人間も専門知識を持っておりませんので、若干曖昧な部分もありますので、とりあえず結果として数値を公表しておきます。検体が安全か否かは、ご自身にてご判断頂ければ幸いです。(測定機器はNal シンチレーション計測器 LB-200)

以下 長文になりますが、ご一読頂ければと思います。



相模原市の放射能汚染の現状と考察

まず土壌中の放射能物質を、個人や民間で計測した方々の数値と調査地を記します。


南区 鵜の森 場所不明 公園       セシウム381ベクレル/kg 6月15日 採取
緑区 西橋本     庭         セシウム 64ベクレル/kg 6月12日 採取
緑区長竹   ヨウ素31ベクレル/kg  セシウム 61ベクレル/kg 5月22日 採取
緑区牧野               セシウム248ベクレル/kg  採取日6月上旬
座間栗原6丁目6の公園        セシウム101ベクレル/kg 6月26日 採取
栗原の畑   ヨウ素20ベクレル/kg セシウム131ベクレル/kg 5月13日 採取
座間 ざかい橋 田んぼ          ヨウ素、セシウム不検出   6月26日 採取
町田                 セシウム313ベクレル/kg  採取日不明 
川崎市麻生区上麻生  庭       セシウム 38ベクレル/kg 6月17日 採取
川崎市多摩区長沢   庭       セシウム431ベクレル/kg 6月16日 採取
横浜市鶴ヶ峰本町   庭        ヨウ素、セシウム不検出   6月12日 採取
秦野市鶴巻      庭        ヨウ素、セシウム不検出   6月12日 採取
秦野市曽谷      庭        ヨウ素、セシウム不検出   6月10日 採取
逗子市新宿      庭        ヨウ素、セシウム不検出    7月3日 採取
      
  
上記は現在ブログなどで公表されている数値です。
放射性物質が検出された場所と、検出されていない場所があります。それと栗原の公園と、栗原の畑は距離にして500mほどしか離れていないそうで、数値も大幅に違います。

秦野市はセシウムの堆積が無く、鶴ヶ峰もありません。以上の14ケ所の放射能の数値のバラつき具合から考えると、一定の量のセシウムが降下したのではなく、不均一に堆積している場所、ごく微量に堆積している場所、おそらく全く堆積していない場所もあるかも?しれません。(数値だけでは分からないかも。)

また、相模原市が行った土壌中の放射能濃度の検査結果では、市内29ヶ所の土壌中放射能濃度は、29.9ベクレル/kg~266ベクレル/kgが検出されており、市内全ての地点においてセシウムは検出されていますが、「電離放射線障害防止規則第28条」にある、1平方cmあたり4ベクレル以上は除染対象になりますが、全ての地点において除染レベル以下の数値が検出されています。(市の検査結果の詳細は相模原市HPでご覧下さい)

相模原市が実施した市内、29区画の放射線量の調査結果を見ますと、高い数値が見られた場所は以下。

若葉台カタクリ公園 0.15マイクロシーベルト/時 7月13日 調査 計測地表より5cm
堀之内わんぱく公園 0.14マイクロシーベルト/時 7月14日 調査 計測地表より5cm
向原南公園     0.14マイクロシーベルト/時 7月13日 調査 計測地表より5cm  
長竹白山公園    0.13マイクロシーベルト/時  7月13日 調査 計測地表より5cm
ユートピア公園   0.11マイクロシーベルト/時 7月13日 調査 計測地表より5cm
鳥居原ふれあい公園 0.11マイクロシーベルト/時 7月13日 調査  計測地表より5cm
鳥居出張所     0.12マイクロシーベルト/時 7月13日 調査 計測地表より5CM


緑区の田名の中段~城山までの小高い場所の線量が高いようです。相模原段丘の下段、上段は0.12マイクロシーベルト/時くらいの数値です。(上溝、番田も線量は高い傾向があります)
詳細は「相模原市のHPに29区画の検査数値が載っています」 ※藤野も数値が高い場所有り。


相模原市の土壌中の放射能濃度の調査結果が出ました。調査日は7/29~8/2。上記の6ヶ所の数値は、

若葉台カタクリ公園 セシウム 87.8ベクレル/kg
堀之内わんぱく公園 セシウム 40.2ベクレル/kg
向原南公園     セシウム 38.5ベクレル/kg
長竹白山公園    セシウム160.7ベクレル/kg
ユートピア公園   セシウム254.7ベクレル/kg
鳥居原ふれあい公園 セシウム266.0ベクレル/kg
鳥居出張所     セシウム186.7ベクレル/kg


上記から見ると、放射線量の数値と、セシウムのベクレル量が比例していません。
相模原市の様な低線量を計測している地域では、一概に放射線量が高いからといって、土中のセシウム量が高いという事ではないようです。

これには訳がありまして、そもそも昔から土壌中にあったカリウム40という同位体が、相模原市は116ベクレル/kg~680ベクレル/kgまで土の中に含まれています。(環境保全課情報提供)


若葉台カタクリ公園のカリウムは、685ベクレル/kg
堀之内わんぱく公園のカリウムは、435ベクレル/kg
向原南公園のカリウムは、 529ベクレル/kg
長竹白山公園のカリウムは、270ベクレル/kg


と、なっておりまして、比較的高い放射線量を計測しているところは、セシウムの濃度は低く、カリウムの濃度が高い傾向があるのが分かります。

福島第一原発事故前からカリウム40はその場所に存在して、比較的高い線量を大昔から放っていたと考えられまして、市内の0.13マイクロシーベルト/時 以上の線量を計測している場所は、セシウムの影響よりもカリウム40から放出されるガンマ線の影響の方が強いものと考察されます。
多摩川以西の地域で、線量の値が0.13マイクロシーベルト/時以上を計測している場所があるならば、カリウム40の含有をまず疑ってみて下さい。
相模原市においてセシウムの堆積は、それほどまで多くはありません、線量の数値はセシウムとカリウム40の両方合わさったガンマ線が影響している事は確かです。

2011年川崎のプール横では、0.90マイクロシーベルトを計測した汚泥と落ち葉から、2万4千ベクレルのセシウムが検出されているので、高線量とセシウムの相関関係は確実に認められます。

また、2012年2月には瀬谷の二ツ橋の排水路で地上1cmにて6マイクロシーベルト/時の高線量の場所も発見されております。この場所の地上1mの空間線量は1マイクロシーベルト/hくらいですから、県が除染基準としている数値は、空間で1マイクロを計測した場所は、地上1cmで6マイクロ位有るという、恐ろしい事実を語っています。

相模原市の全てでセシウムが堆積しているかと言えば、違うかもしれません。
相模川の、ざかい橋の田んぼでは、セシウムは検出されていないので、地域によって堆積している場所、堆積していない場所の2つに分けられる可能性がありますし、セシウムが市内に降り積もり、その後の雨等でセシウムが流されてしまって、調査時に検出されなかった可能性もあり、地域を細かく調査する必要があります。



相模原市と近郊のセシウム堆積量について

相模原市と近郊付近のセシウムの堆積量の違いですが、座間市、海老名市、綾瀬市と海側に近い地域は放射線量も低い数値が出ており、セシウムの堆積は少ない可能性もあります。

逆に、相模原市南区相模大野、鵜の森、麻溝台付近はセシウムの堆積が多く、中央区、橋本付近は少ない傾向、緑区田名がセシウムの堆積が多い傾向です。緑区佐野川付近のセシウム堆積量は多くありませんが、茶葉からは500ベクレル/kgを超えたセシウムが検出されています。

愛川町の山側、厚木市飯山付近の土壌中の放射能濃度の調査結果はありませんが、放射線量が多いので、堆積量が多い可能性もあります。
また、城山の小倉橋付近の山と、丹沢山、塔の岳付近、藤野の山岳部において、文部科学省における航空機モニタリング調査にて、セシウムの堆積が多い場所が確認されています。
この相模原市に堆積したセシウムは、3月21日未明に福島第一原発からの放射能プルーム(放射能雲)に乗って、雨として地上に降り注いだ物で、未明に水戸市、筑波、柏、都内上空を経て、八王子方面に伸びて、山沿いに西部へ移動したものであることが群馬大学等の調査で分かっています。



放射線の線量数値のばらつきについて

1.5m四方の枠を作り、その中の何カ所かで計測すると、数値のバラツキが出てくることが分かっています。1ケ所数値を得たからと言って、汚染数値の傾向は掴めるものではないようで、50cmの距離が違うだけでも、線量の数値は変わってくる事が分かってきました。

東林間の通称3角公園にて、セシウムが堆積している土を除くと、線量がどれほど低くなるのかの除染実験を行いました。(2011年7月31日に実施 小雨)
シンチレーションカウンター CLEARPULSE A-2700 ガイガーカウンター TERRA MKS-05を使用。

まず、土を除かない状態ではシンチレーション式で0.09マイクロシーベルト/時
ガイガー式で0.15マイクロシーベルト/時が計測されました。

次にその土を6cm掘って計測してみると
シンチレーション式で、0.045マイクロシーベルト/時
ガイガー式で0.08マイクロシーベルト/時が計測され、次にこの状態から、空間の放射線を防ぐ為に、鉄の鍋を線量計に被せて5分分程時間を経過させて計測してみましたら、以下の数値になりました。
シンチレーション式で0 .036マイクロシーベルト/時
ガイガー式で0.07マイクロシーベルト/時

おそらく、最終的に計測された数値が、3月11日以前か、80年代までに行われた大気圏での核実験前の土壌の放射線量であると考察されます。

0.036マイクロシーベルト/時の数値を安全として良しとするか、土を取り除く前の0.09マイクロシーベルト/時を安全とするか、行政の判断を仰ぐしかありませんが、2012年2月現在では、相模原市役所においてはこの放射線量は健康に問題無しとの見解であるようです。

またシンチレーション式の計測器で0.036マイクロシーベルト/時が計測されていますが、同時にガイガー式の線量計で得られた0.07マイクロシーベルトの数値もどう解釈するかも問題として残ります。
また、市販の携帯型ガイガー式線量計は、核戦争や原子力災害時の高線量計測の測器であり、低線量計測では放射線のゆらぎや、数値の誤差もあり、正確な線量調査には向いていないような気もします。

ガンマ線の他に、セシウムからはベーター線も出ており、このベーター線は放射する物体から、1mも飛ばないと言われていますが、実際にはベター線の身体に及ぼす影響も気になるところです。



雨に含まれている放射性物質、空気中に含まれている放射性物質について

雨の日と、晴の日に、同じ場所にてシンチレーション式カンターで放射線を計測しても、大きな数値の変化が観測されませんでした。(2011年7月31日 調査において)

また、各都市に設置されたモニタリングポストにおいても、現時点では線量の変化があまり見られないので、福島第一原発事故から1日に放出されている240億ベクレルの放射性物質(放射線量1シーベルト セシウム0.2グラム)は、相模原市には飛散していないものと考えられます。(0.04マイクロシーベルト/時~0.07マイクロシーベルト/時の範囲内で増減)

(千葉、茨城のモニタリングポストの日々の数値の増減は多く見られるので、空気中に確実に漏洩しているのは確かですが、千葉県から西の数値に、変化があまり見られません。この数値の増減の理由を調査しなければなりません)

また雨天時の線量の増減もないので、雨の中にはセシウムの混入は現時点では無いものと考えられますが、2011年8月19日(金)の雨では、午前10時頃より関東地方の各地と神奈川県のモニタリングポストの放射線量を示す数値が上昇し、一時0.1マイクロシーベルト/時を計測し、同日 22時には放射線量は下がりました。
この日、各地のモニタリングポストの数値が上昇した事は計測で確認されていますが、各地の放射性物質定時降下量の計測値は不検出でしたので、この放射線数値の上昇は大気中を漂うラジウムが降下してきた可能性があります。

現状では、相模原市内においての空気中のセシウムの飛散は無いものと考えられますが、福島第一原発が再度爆発する危険性は排除できないので、北茨城、日立、水戸、つくば、千葉、新宿、茅ヶ崎の各都市のモニタリングポストの数値と、定時降下物の計測数値は注視しておいたほうがいいものと考えます。
モニタリングポストは、セシウムが生活圏に飛散してきているかどうかを、事前に知らせるための役目を負っています。



風などで巻き上がる埃などに付着したセシウムについて

中部大学の武田教授などによる調査では、地面に落ちたセシウム等が付着した埃などの舞い上がりが報告されています。
エアフィルターを装着した集塵機で空気中の埃を2日間 吸い上げて フィルターに付いた放射性物質の検査を行い、セシウムの吸着を確認したとの報告があります。
昨年夏頃までは、市内で空間線量を計測していると、風等吹いた時にMrガンマ等の計測器はス~っと数値が上がりましたが、これは放射線のゆらぎかと当初思っていましたが、どうも空気中を舞う セシウムの影響もあったのではないかとも考えられます。
よって、風の強い日等は、マスク等での自衛対策を行った方がいいものと思います。



相模原市内にて常時線量が高い場所は

雨水浸透マス、あまどい、芝生、コケむした石 植え込み、落ち葉等

雨水浸透マスは 0.25マイクロシーベルト/時 ~高い場所で1マイクロシーベルト/時
市内公園の土壌集積場所では市の調査で地上5cm毎時0.33マイクロシーベルトが確認。
市立公園の落ち葉集積所では、地上5cm 毎時0.37マイクロシーベルトを計測した所もあります。
アスファルトの放射線量は南区東林間で平均 0.1マイクロシーベルト/時(シンチレーションカウンターにて地面の直置き)

芝生は0.07マイクロシーベルト/時、20cm隣の土は、0.045マイクロシーベルト/時と調査では計測されているので、僅かな距離でも線量は変化する事が確認されています。
また芝生の根に近い湿った部分にセシウムの吸着があるのではないかと考えられます。



相模原市内の樹木のセシウムの沈着について

東林間放射能測定室にあるベクレルモニターLB-200にて次の樹木の生葉と落ち葉について放射能濃度を2011年10月に計測を行いました。

東林間 東林中学校横の林 クヌギの生葉

県立相模原公園内 けやきの生葉

下溝2000番台 相模原浄水場側 県道沿い コナラの生葉

番田 ふじ第二保育園内 さくらの落ち葉

下溝2000番台 かきの木 落ち葉

横浜市瀬谷区阿久和町 びわの生葉


まず、東林間のクヌギの生葉 重量208g

 計測1回目 107ベクレル/kg  計測2回目 106ベクレル/kg

県立相模原公園のけやきの生葉 重量106g

 計測1回目 49ベクレル/kg  計測2回目 不検出   計測3回目 51ベクレル/kg
下溝2000番台 コナラの生葉 重量190g

 計測1回目 77ベクレル/kg  計測2回目 75ベクレル/kg


ふじ第二保育園 さくらの落ち葉 重量185g

 計測1回目 不検出  計測2回目 不検出


下溝2000番台 かきの木 落ち葉 70g

 計測1回目 不検出 計測2回目 85ベクレル/kg  計測3回目 不検出  計測4回目 不検出


横浜市瀬谷区阿久和町 びわ生葉 192g

計測1回目 83ベクレル/kg  計測2回目 82ベクレル/kg

その他
9月6日 計測 せんだん保育園 桜の落ち葉  不検出

9月30日 計測 ふじ第二保育園桜の落ち葉 不検出

9月30日計測 県立相模原公園内街路樹(樹木名不明)不検出

10月12日計測 こもれびの森 コナラ落ち葉(昨年落葉した湿り気のある葉) 204ベクレル/kg

下溝2000番台の、かきの木の落ち葉の計測で、2回目に85ベクレルを計測したので、計測を4回行い、誤りがあるかどうか確認してみまして、結果は不検出で良いと判断します。

また、上記の検査数値は市民測定室にて行っているので、おおまかな参考数値としてご判断下さい。
また、葉っぱ中に自然界に存在している放射性同位体のカリウムが存在しているかどうかも不明なので、カリウムが関与している可能性もある事をご了承下さい。
カリウムは植物が育つためには、大切なものですので、いくらかは葉っぱの中に含まれているのではないかと思いますが、原段階では植物中のカリウムについては研究者の間でも謎の部分があるそうです。

検査結果では桜の葉以外は、放射能を含んでおり、落ち葉プール遊びや、腐葉土などで堆肥に使用することは、2011年は控えたほうがいいかもしれません。
また、落ち葉を屋外で燃やすことも、避けたほうがいいように思います。
桜の葉を使用した堆肥から、セシウムが検出されたこともあり、今回の調査だけではなく、ゲルマニウム半導体を使った計測も行う必要があると思いました。参考までに結果は載せておきますが、2012年4月以降に、再度 昨年の桜の落ち葉と、花びらの濃度を計測しようと思います。

それと、今回検出された数値がセシウムのものであれば、市内に生育している樹木の数と、樹木1本当たりのセシウムの割合から、市内全域の落ち葉から出るセシウムの総量は計算すれば出てくると思われます。



アスファルトのセシウムを除染出来るかどうかの、除染実験を行ってみました。

0.1マイクロシーベルト/時を計測したアスファルトを、デッキブラシを使用して水を使って除染を試みましたが、放射線量は低下しませんでした。
セシウムの大きさは、0.0006ミクロンで、ブラシでは到底こすり落とすことは出来ませんでした。福島での除染実験では、アスファルト全体にパックのような吸着物を塗って、セシウムを吸着させ除染実験を行っているそうです。
高圧洗浄も効果があるようですが、セシウムを側溝に洗い流してしまい、結果的に側溝内に汚泥を貯めてしまう事になり、この除染方法には賛否両論があります。



表土の除染費用について

取出市「稲保育園」の土壌除去を業者が行う形での試算では、1平方メートルあたり1800円と除去費用の試算が出ています。園庭600平方メートルの除去費用は、108万円です。
相模原市内の残土処理場に土を持っていく時にかかる費用ですが、10kg 約100円で、土嚢1袋 約200円になり、土を車に積んで処分場に持っていけば捨てられます。
1.5m四方の面積から出る土の重量は、大体80kg~100kgあると思われますので、
24m×24mの園底では4トンほどの土が出ますから、処分費用は約4万円くらいです。
茨城県などでは、園独自で行政の手を借りないで除染作業を行っている保育園もあるので、土の捨て場も問題ありませんので、園独自の除染活動は可能です。
郡山の小学校では100m四方の面積の校庭で、土の除去 処分、整地におよそで270万円の試算が出ています。


関東地方の自然放射線量

関東地方の自然放射線量は、0.044~0.079マイクロシーベルト/時と言われています。
神奈川県の自然放射線量は、0036マイクロシーベルト/時。
現時点で表土を6cm掘ると、0.036マイクロシーベルト/時の放射線量をシンチレーション式の線量計にて計測することが出来ます。
相模原市の自然放射線の放出源の1つである、カリウム40は市の調査で116ベクレル/kg~685ベクレル/kgが土の中に含まれている事が確認されています。
相模原市の放射線計測器で計測されている放射線であるガンマ線の半分は、このカリウム40からの放出の可能性があり、緑区の一部、相模大野、相模原段丘の中段の下溝付近から城山付近までは土中のカリウムが多い傾向があります。



次に実際施設の職員が土の除染、汚泥を処理した実例を記します。

相模原市立 向陽小学校
 2011年6月保護者が小学校の雨水マスを線量計で計測し、0.72マイクロシーベルト/時を観測。保護者の指摘を受けて、向陽小学校では、この雨水マス近辺を閉鎖にして、中に溜まっている土を除去したそうです。
この小学校ではプール掃除を生徒ではなく、職員が行い、全校生徒の父兄に対して 放射能関連の学校の取り組みをプリントで配布しています。

この後、向陽小学校の動きを境に、相模原市教育委員会では同年8月以降に、各学校の雨水浸透マス、雨樋下、落ち葉集積場等で毎時0.23マイクロシーベルト以上を計測した箇所において、清掃を行うなどの対応策を取るようになりました。
また、同じ時期より、市環境保全課による子供関連施設(公園、児童館、保育園、幼稚園)の雨樋下や浸透マス、落ち葉集積場の清掃も行っています。(現在、除去物は施設内で一次保管をしています)


小山地区 こばと児童館
 父兄が児童館の園庭のぶらんこ付近を線量計で計測し、0.15マイクロシーベルト/時を観測。
この数値を施設側が重く判断して、相模原市 子供施設課が「ぶらんこ」に乗る足がすれて、凹んで水がたまる土の部分を除去して、新たに土の入れ替えを行い、水が溜まらないようにマットを敷いた処置を施しています。

上溝中学校
 毎年この中学校では、お茶の栽培を行い、小規模ながら市場に出荷しておりましたが、足柄や愛川町、相模原の茶からセシウムが検出されたので、規制値内ではありながらも出荷を自粛する判断をとりました。
保育園 幼稚園の園底の放射線量について(相模原市ホームページより)


幼稚園53園中 毎時0.13マイクロシーベルトを計測している園は、大島幼稚園、田名幼稚園、鳩川幼稚園、相模女子大幼稚園の4園。
また相武台幼稚園は毎時0.14マイクロシーベルト、太陽の子幼稚園は毎時0.15マイクロシーベルトを計測。

毎時0.13マイクロシーベルトを計測している保育園は、鳥屋保育園、星の子第二保育園
横山台保育園、せんだん保育園 たけの子保育園の6園
毎時0.14マイクロシーベルトを計測している園は、串川保育園、ふじ第二保育園、南大野保育園の3園。
毎時0.17マイクロシーベルトを計測している園は、エンゼル保育園の1園
毎時0.18マイクロシーベルトを計測している園は、友愛保育園の1園

幼稚園53園の地上5cmで計測した放射線量の平均値は、毎時0.108マイクロシーベルト
保育園77園の地上5cmで計測した放射線量の平均値は、毎時0.10マイクロシーベルト

文部科学省が指針としている暫定基準値の屋外活動0.19マイクロシーベルト/時は、保育園、幼稚園にいる乳幼児には放射線の感度や、しきい値も考慮して上記の平均数値以上の毎時0.11マイクロシーベルト以上を計測した園は、放射線計測の継続、土壌のセシウム堆積量とカリウム40の堆積量の調査を行うことが望ましいと思います。


その他 幼稚園 保育園の対応等

東林間付近にある幼稚園では、市に対して土壌調査を要望する署名活動に賛同して、170名の署名を集めています。
市内の体育幼稚園では、相模原市に対して放射能対策の要望の手紙を記している園もあります。
緑区 のびるっ子保育園では、父兄が自主的に園庭の土壌中の放射能濃度を検査して、園庭の除染を行っています。
町田市桜美林幼稚園では、園が率先して放射線量を計測しており、園児の水筒持参も許可しているそうです。
相模原市緑区の幼稚園で園庭の除染作業を行った様です。また、中央区の保育園の園庭も土の除去を行ったとの情報が入っており、相模原市内において園庭の除染を行った園は3園です。


※残念な対応
上溝小学校では、プール掃除を生徒が行っていた事が分かりました。
向陽小学校と上溝小学校の、対応の仕方が全く異なることは、残念でなりません。各学校の校長先生の考え方次第で対応は大きく変わってきています。
2012年は、5月頃からプールの水の測定と、プールの底に堆積している泥に含まれる放射能濃度を調べてから、その結果にて生徒が清掃を行うか、先生が清掃を行うのかを判断するとの事。
現在、この調査に関して市は調整中。

※2011年12月現在、小中学校の雨水浸透マス内の放射能濃度の高い汚泥、落ち葉、砂利などは、除去後 各学校の敷地内にて一時保管されております。

※相模原市は2012年6月頃から、市内400ヶ所の公園、幼稚園、保育園、小学校の砂場の深さ20cmまでの砂を入れ替える作業を行うとのことです。(全部の砂ではなく、表面の砂を入れ替える 公園課)



学校給食について(担当課 学校保健課 保育課)

 小中学校のお弁当持参と水筒持参については、各学校の校長先生に要望を伝えればOKとの事です。
当日の食材の産地については、各学校の給食担当の栄養士に問い合わせを行えば、教えてくれます。

 保育園の給食ですが、お弁当の持参は許可されています。
お弁当を持参される父兄は、各保育園に希望を出せばいいそうです。またその際の給食費の減免は無いとのこと。
 食材の産地を原発事故の影響を受けていない、九州などに変更する予定は現時点では考えていないとの事。

 また、給食に使われる食材の放射能検査の実施に向けて、学校保険課が夏休み期間中に準備に入り、2011年9月2日分の給食より野菜関係の検査を開始しました。
これに際して、公立の保育園に関しても食材(野菜)の検査を、学校給食と一緒に行う形で実施されています。

保育園では火曜日の給食分の検査を、月曜日実施して、小中学校では金曜日給食分の検査を、木曜日に行っており、保育園は月曜日のみ検査、学校関係は木曜日のみ検査の、1週間に1度の検査実施となっています。

これは、大体 保育園も学校関係も、野菜の産地と市場がほぼ同じ所のものを使用しているので、月曜日の保育関係で「ピーマン」を検査、木曜日の学校関係で「キャベツ」を検査という形で、1ケ月で約10品目を検査して、野菜の安全を確認していく作戦です。

また、検査は東日本産や福島産を優先的に行うというよりも、子供達が良く口に入れるもの、良く食すものを優先的に検査していく方法をとっていますので、北海道産のニンジン等も食材での使用率が多いので優先的に検査を行っています。
また、相模原市学校保健課では給食の1食丸々検査も行っております。
これは1週間分の給食を冷凍保存して、一気に放射能の濃度検査を行う主旨の検査で、食材の事前検査と事後検査の2通りの検査を行っています。
過去に給食食材からセシウムが検出された品目は、しいたけ、サツマイモ、レンコン、牛肉等です。
2011年の9月は検出された産地のものはなるべく使用しない方向で、学校保健課はいきたいと申していましたが、2012年の1月頃には、微量の検出であれば引き続き使用していきたいとの姿勢になってきています。



相模川の鮎から、280ベクレル/kgのセシウムが検出されています。(担当課 環境保全課)

鮎の餌となるのは、幼鮎のときは水性昆虫、成長すると珪藻類(石についたコケ)を食べています。
川の中の食物連鎖を通じて、鮎の体内にセシウムは入っていったと考えられます。
珪藻類や、水性昆虫、その他魚類の放射性物質の被曝調査を行う必要があります。
この事について、環境保全課は、市内29ケ所の土壌調査の結果次第で、河川の実態調査を行うかどうか判断するそうです。
相模川水系は神奈川県の水源なのですから、市役所は土壌中の放射能調査が終り、市内の傾向を掴んだ後には、すぐにでも調査を行うべき案件です。



お茶について

 農協が主体となって対策を考えているようです。
東電の賠償する態勢が整っていないので、農家や農協の補償は宙に浮いたままです。
相模原市が、実際に被害に遭われた方々や、風評被害に遭っている方々に対して、国と生産者の間に立って問題の交通整理や、支援を行えばいいのですが、この支援については、農政課が検討するとのことです。(東電が7千万円の仮払いを行っています)

相模原市内では、ブルーベリーから5ベクレル/kgのセシウムが検出されています。木の実類はお茶の葉と同じようにセシウムを取り込みやすいようで、これに関して、桑の実、木いちご類は、県の放射能検査を受けていないので、2011年は食べないほうがいいかもしれません。
藤沢では、小麦から15ベクレル/kgのセシウムが検出されています。



樹木に付着もしくは、吸収されたセシウムについて

町田市の剪定枝を使った堆肥チップより暫定基準値の500bq/kgを超える580bq/kgの数値が測定されました。
福島第一原発事故において街路樹などの樹木はセシウムを多く吸着もしくは吸収している可能性があり、晩秋には落ち葉の問題が出てくると思われます。落ち葉の処理、樹木伐採の時に出た枝の処分方法、樹木の処分方法を検討しなければいけません。
樹木の下の地面の放射線量は低い値が出る傾向であるので、樹木の葉等に多くの セシウムが付着、もしくは吸収されている可能性があります。
針葉樹、落葉広葉樹、常緑樹と木々によってもセシウムの吸収量は違ってくるかもしれませんで、桜の落ち葉の放射能検査ではセシウムは不検出でありまして、コナラの落ち葉では70ベクレル/kgが確認されています。

落ち葉や樹木、汚泥を焼却した場合、燃えて残った灰にはおよそ15倍~33倍のセシウムが濃縮されることが分かっています。

ストーブに使う薪からも高濃度のセシウムが検出されており、福島等では薪ストーブの灰から高濃度のセシウムが検出されています。

チップを使ったストーブの灰や、ピザ等を焼くカマドの灰は、一度 放射能測定器で濃度を計測することをお薦めします。



清掃工場の焼却灰に含まれたセシウムについて(担当課 清掃事業課)

 相模原北清掃工場から出た焼却灰は、南清掃工場に移動しています。
1ケ月 約300トンの焼却灰が生まれています。この焼却灰のセシウムは、南清掃工場で2011年6月時点2093ベクレル/kgです。
2012年2月現在の飛灰のセシウム濃度は約700ベクレル/kg程。
 4月~7月までの3ケ月で、およそ1000トンのセシウム入り焼却灰が生まれ、その全てはすでに麻溝の最終処分場に埋め立てられています。
 焼却場の煙突からセシウムは飛散しておらず、飛灰の中にのみ混入しているとの報告を受けており、プラント外への拡散は無いとの事です。
(当会では、プラントの排ガスの検査に要する計測時間を長くするよう市に要望をしています。一部バグフィルターがセシウムを60%しか吸着していないとの情報より)



震災瓦礫受け入れについて(廃棄物政策課)

2012年4月現在 相模原市は震災瓦礫の受け入れを検討しています。
神奈川県、横浜市、川崎市と協議を重ねて、受け入れについて調整を行っています。
神奈川県の最終処分地の横須賀(芦品)の最終処分場の受け入れは決まっておらず、4月現在 震災瓦礫受け入れについては停滞していますが、3月23日には国から相模原市に向けて、瓦礫受け入れの要請文も送り、3月22日には、小山市長の受け入れ検討の意思表明も市議会で行っております。
この意思表明にて、芦品以外の処分場での埋め立てと、焼却した後のスラグ処理についての検討も視野に入れているようです(2012年3月29日 タウンニュース緑区版に記載有り)

2012年2月に市内の「どうなってるの?震災瓦礫受け入れ 相模原の会」により、市役所の担当課をお呼びして、瓦礫受け入れについての説明会を開催しています。



モニタリングポストの設置について
 
 相模原市では、2011年10月に本庁舎の屋上にモニタリングポストを設置しています。
モニタリングポストの役目は、原発事故や核戦争になった場合の、放射能が市内に飛散してくるかどうかの、第一通報的な役割であります。



民地の除染について
 
 相模原市の放射線の暫定基準値は、地上5cm毎時0.23マイクロシーベルトです。
 この数値を計測した場合、市の管理している施設では基本的に清掃という形で、放射性物質を取り除く作業を行っておりますが、民地の場合は各地権者にて、放射性物質の除去をお願いし、除去物は敷地内で保管して頂きたいとのことです。

また、2012年2月より相模原市では各地区にて放射線量を計測する2台のシンチレーション計測器の貸し出しをはじめました。(貸出しについては、相模原市へお問い合わせ下さい)



食材について

 暫定基準値内を安全とするか、全く放射性物質の入っていないものを安全とするか、大きく二つに見解が分かれています。
暫定基準値を設定したときも、見識者からは、厳しく数値を設定する意見と、ゆるく設定する意見とに分かれたそうです。
いずれにせよ、暫定的な数値設定ですが、かなりの強制力が ありますので、この基準をどう判断するかは消費者自身に委ねられていると言っても過言ではありません。

比較的、九州産の食材を置いてあるのは、OKストアーや、アルプス、コストコ、
ヨーカドー 三和などは、地産地消の考え方で、北関東の物が多いようです。時々、熊本産と茨城産のピーマンが混在して売られている店もあります。
九州産、北関東産を半々くらいで置いてある店が、イオンでしょうか。
生活クラブ生協は、もともと遺伝子組み換え食品やポストハーベストフリーなど、安心安全を第一に生産者と共に歩んできていますが、震災直後から牛乳・卵など主要なものは検査をし公表しています。
組合員のカンパでNAIシンチレーションカウンターを購入し、9月からは全品目検査を行い公表している様で、数値が出たものについては、ゲルマニウム測定器で徹底的に調べているそうです。
国の暫定基準を下回っていても公開、検出限界値も公開して、買うかどうするかは組合員が判断するシステムをとっている様です。(http://www.seikatsuclub.coop/index.html)

関東以西の地域の長野などの野菜を購入している消費者が多いです。
長野等の放射線量は、相模原市とあまり変わりませんが、相模原と数値が同じでも、元々その地域にある自然放射線量と、今回の事故で堆積した放射性物質の場合があるので、放射能マップで放射性物質の情報を見たか らと言って、相模原市と長野県が数値が同じで、長野県に放射能物質が堆積していると判断するのは現時点では危険であります。

放射能マップに載っている関東以西、福島から北の東北地方の数値は、あくまでも参考としておいたほうがいいようです。

食材の地域の放射線量が心配な場合は、3月11日以前に計られた自然放射線数値と必ず、比較するようにして下さい。

食材に関して、心配が募りますので、どうしても北関東や関東産の食材を食べたくない方は、肉類は海外のものか長野、岐阜以西、卵も長野、岐阜以西か、青森から北の地域、野菜も前述した地域と同じような所のものか、放射能検査をして、生産者や八百屋さんが、絶対に大丈夫と判断した野菜を選んで購入するという様な自衛策を取ってもいいかもしれません。

また、お子様には安全な地域の物を、大人は子供に対して放射線の感度が低いので、今まで通りの関東や北関東の食材を食べさせてもいいだろうという考え方もあります。



水道水について
 2011年3月22日以降 10ベクレル/kgを越える数値は検出されていませんが、10ベクレル以下の微量のセシウムは検出されているとの報告もあります。
これは、内部告発的なものらしく、情報の裏も取れておらず、真意は分かりません。
ペットボトルや、長野以西の水を飲料水として使っている方は多くいらっしゃいます。
また、国内の複数の逆浸透圧式を使用している浄水器メーカーが、セシウムを取り除ける浄水器を販売しています。
水道の蛇口につけるシリコンや活性炭を使用した浄水器では、放射性物質の除去は無理です。逆浸透圧式のように、最低でも4層くらいのミクロン単位のフィルターを使用し、ナノ技術を取り入れているものだけ信用できます。ちなみに、値段は1台50万円くらいします。(大阪のクリス タルバレー浄水器等)


井戸水について
 深さ20mほどの井戸は、放射性物質の混入の可能性は排除できません。
関東ローム層の下にある深さ75m以上の堀抜き井戸は問題ないと言われています。



給食等の食品の検査について

相模原市では、市衛生研究所が6月上旬 ゲルマニウム半導体検出器を購入しています。
この機器を使って、食品、水道水、プールの水、土壌、飛灰等の放射能検査を行っています。
2011年6月8日にプールの水を検査していますが、放射性物質は不検出だったそうです。
検出限界は、1ベクレル/kg
学校保険課と保育課では、2011年の2学期より給食食材の放射能検査を実施しています。

※2012年3月 相模原市長が市内に、一般市民も計測出来る放射能測定器を配置したいという前向きな発言もありました。現在 検討段階です。



まとめ

原発事故が起こり、放射能拡散予報システムの情報公開不備や、政府の情報開示不備などで、国の信用は失墜しました。
市民が頼りに出来る組織は地方自治体しかありませんが、市民のニーズと比べて、行政の対応ははるかに鈍いです。
こうした行政の対応を、不安に思う市民もいる事から、検出機器を購入して独自で野菜などの放射能を計る方々もおり、畑の作物の放射能濃度を計測して、消費者に安心出来る食べ物を供給する生産者や、販売店もあります。
相模原市近郊には、東林間の自然食品屋さんのチャンプール、相武台前のイタリアレストラン ラリチェッタさん、八王子市民講座さんの3ヶ所に放射能測定器が置いてあり、放射能の測定を行っています。

ざっと、現在 把握している情報を記しましたが、放射性物質は、この相模原市近郊の大体の地域に多かれ少なかれ、堆積しています。
2011年3月11日 の福島第一原発事故前の、2倍の放射線を検出していますから、これは一大事なのですが、数値自体の意味が一般の市民には良く分からないのが現状です。

また、TVや新聞報道では福島の汚染に関してのニュースは出ますが、その他の地域の放射能汚染に関する情報は皆無と言っても過言ではありません。
パソコンを持って、毎日WEBで情報を見ている方と、TVの情報を得ている方とでは、情報格差が生まれてきます。
基準値の設定が高く、福島に通用するのみで、関東や東北の地域で汚染はされているが、しかし基準値が当てはまらない事が殆どで、地方自治体は身動きがとれません。
国の指針が甘く市民の強い要望と相反したり、基準値設定が市民のニーズと合わなかったりと、自治体は市民と国の板挟みにあっています。
このような要因で、市は市民に対して、正確な見解を出せないので、広報やHPに市の具体的な対応を載せることが出来ない のが現状です。
まずは、自治体が放射能汚染対策に取り組んでいる事実を公表することが、市民が疑心暗鬼になっている、この混沌とした状況を改善する唯一の方法です。

行政は決定した案件に対しては、広報等で公表出来ますが、検討中の案件に対しては公には表に出せません。こういった事情が、市民への情報の公開が遅れている原因です。
行政が進めている案件に対して表立って公開が出来ないのであれば、行政と市民の間に立つ、情報公開の機能を作ることが大切です。

一番頼りにできる自治体が動ける方法は、市民が後押しをして行くことしかありませんので、要望をドンドン出して行き、市民側の声を行政に伝えて、世論を高めるしかありません。

これは、行政の立場になってみると、少々五月蝿く感じるかもしれませんが、結果的には行政がフットワーク良く動くための、一番良い方法です。

それと、セシウムの他にも放射性核種の、ストロンチウム、コバルト、キセノン、ルテニウム、クリプトン、プルトニウム等も飛散している可能性もありますので、 もう少し細かい範囲において土壌調査や、線量調査を行う必要があると考えます。
放射能の影響は、個人の個体差で変わってきますので、身体に取り込まないに、こした事はありません。

また、土壌中の放射性物質の堆積量にバラつきがあり、場所によっては堆積していない所もあるので、まずは現在のご自分が置かれている状況を正しく把握して、決して消極的にならず、対策を考えるなどの前向きな姿勢でいる事が大切であると思います。

また放射線量が計測されましたら、その源は福島からのセシウムではなく、昔からその場所に堆積しているカリウム40の可能性も大きいので悲観的にならないようにして下さい。線量の数値だけで、危険かどうか判断するのではなく、必ず土壌でも汚泥でも、落ち葉でも、放射能濃度のベクレル量を調べて判断するようにして下さい。

相模原市は、楽観的な状況でもなく、悲観的な状況でもなく、ギリギリのラインにあるようなので、後は市民と行政が協力して問題を解決出来るかどうかがポイントになります。
また、関東圏はチェルノブイリの汚染地域と同等の汚染レベルの様に言われていますが、多摩川から西の地域は、土壌中のセシウム数値や、線量の数値から判断すると、チェルノブイリの汚染地域と同じ汚染レベルではないようです。

同心円上にまんべんなく汚染されている状況ではなく、川、山、谷、線路、道路、樹木の数、風向き、ビルの高さ、降雨量の大小等、多くの要因が関係して、セシウムの堆積量が変化しているものと考えられます。
また、30cm間隔で、放射線の数値は変化していますので、ガイガーカウンターの数値のみで線量の増減を判断する事は難しいので、必ずシンチレーションカウンターと、ガイガーカウンターの2つの線量計の数値を比較、複数回の計測を行い平均値を出すなど、現状把握に勤める事が必要と考えます。(シンチレーションカウンターの計測時間は相模原市の状況の場合は30秒以上の時間が必要)

柏、流山、我孫子、北茨城、足立区、江戸川区等の放射線量は高いですが、現状では相模原市と近隣の地域は充分暮らしていけるレベルであると思います。

地域のセシウム堆積量と放射線量の数値はほぼ出揃い、カリウム40の関係も判明してきました。
風の強い日は、砂埃などを吸わないようにマスクをする、セシウムが検出された公園ではなるべく遊ばない等の対策を講じることが出来るようになりました。
後は、内部被ばくをしない様にする為に、食品の購入に気を使う等の自衛対策を行う事が、これからの生活に求められているものと思います。

また、暫定基準値が安全か否かという問題ではなく、放射性物質が普段の生活に 存在してはいけないものですので、基準値に惑わされずに、まずは諦めずに出来るだけ、2011年3月11日以前の状態に戻すことが求められています。

こどもまもりたい 
市議会が3月26日に、国に提出すると発表した意見書を載せておきます。


東京電力福島原子力発電所事故に伴う放射性物質対策等に関する意見書

東日本大震災における東京電力福島原子力発電所の事故により、大量の放射性物質が放出され、国民の安全、安心に計り知れない影響を与えている。
本市においては、市民の不安の払拭を最優先し、学校・公園などにおける空間放射線量、給食食材や市が管理する簡易水道水、市内産農産物の測定と、土壌の放射能濃度の測定と除去、モニタリングポストの設置など様々な対策を講じているところである。
しかしながら、地方自治体が実施する対策には限界があり、国が原子力政策を国策として進めてきたことから、事故への対応は責任を持って行うべきである。
よって、本市議会は、国会及び政府におかれて、東京電力福島原子力発電所事故の一刻も早い収束を図るとともに、国民の安全・安心を確保するため、次の事項について特段の措置を講じるよう強く求めるものである。
1 食品の安全確保や放射性物質が検出された土砂等の安全な処理を含む放射性物質対策と、子供たちへの影響を最小限にするための対策の支援。
2 原子力発電所の安全確保や放射性物質に関する現状分析結果等の速やかな情報発信。
3 放射線量・放射能濃度測定、除染・汚染廃棄物の管理処分等を含めた対策に要する費用は国が責任を持って対応すること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成24年3月26日

相模原市議会



市議会として、市の放射能対策の限界を感じたのかもしれません。

出来ることはやっているが、地方自治体の限度が見えてきたので、国に対応をお願いしたいという現れの様な気がしますが、

近隣都市の放射能関係の陳情が不採択になるケースもあり、今回の議会でも当会が出した陳情も不採択になっています。

もしかすると、不採択にした代わりに、市議会はこういった意見書を出す事で、市民の事はちゃんと考えていますよ~っと、その姿を見せているのかもしれません。

不採択の陳情があるにも関わらず、この意見書を出した経緯を詳しく知りたいです。

それと、来年度からの市が行う対策は、歩みが遅くなる可能性もあるかもしれません。

市民も独自で、行政に頼らず何か対策が出来ないか模索することも考えなければなりません。

知恵の出しどころです。
こどもまもりたい ミーティングのお知らせ。(東林公民館中会議室午後1時~午後5時)


4月15日(日)午後1時より、相模原市 東林公民館2階 中会議室にて、ミーティングを行います。

年度末で忙しく、なかなか 集まる機会がありませんでしたが、お時間ある方 是非 いらして下さい。

当日 連絡無しでの参加も可能です。

当日は、日光修学旅行について、瓦礫焼却について、給食測定について、市内の砂場の砂の入れ替えについて、勉強会開催について等、1月から動きがあったことに関して、議題にあげて、これからの活動について話し合いを行いたいと思います。


教育委員会や、保育課、廃棄物政策課と話し合う機会が今まであり、そこで感じた事なのですが、市民が健康に暮らす権利を行政に主張しても、取り合ってもらえない現実が多々あると感じました。

市民が選出した市議会議員が、市民の気持ちを汲みとる事をしない時もあり、民意が全く反映出来ない事も過去に何度かありました。

今、東日本大震災から1年が経過し、相模原市の放射能対策も緊急性を要するものは一段落し、次のステップに入ろうとしています。

行政の方も、それなりに市民への対応には慣れてきており、今まで 行政と市民は放射能に関しての知識取得に関してはスタートが一緒でしたが、ここにきて 組織力を生かして強引に、物事を押し通す形も見えてきました。

市民との話し合いの場で、最近は紛糾したり、話合いの雰囲気が良くない形が増えてきましたが、これはひとえに、行政が出来ることと、市民が行政に行って欲しい要望とか合致しなくなってきた事によります。

なるべく市民、それと地方自治を任されている市や町と一緒になって考えて、対策を行う形で良い関係で進むことが大事です。

その為には市内に埋もれている個々の人材を生かして、市民の声をもっと行政に伝えていく事や、内部被曝についての勉強会、放射能問題で孤立している人達との繋がりなど、これまで以上に動いていく必要があると今 痛切に感じています。

一人一人が繋がって、相模原市でより良い生活をする為に、是非 お時間のある方 ご意見頂き、いらして下さい。

今 私達には結束する力が必要です。力を分けて下されば幸いです。


こども まもりたい 事務局 能勢広.


※東林公民館 住所 相模原市南区相南1-10-10



日光 放射能から子どもを守る会の、大島様より定期的にメールが届きますので、掲載します。
大島様は、コツコツと駅前にてチラシを配りつづけています。
この地道な姿勢は見習うべき姿です。

以下 大島様からのメール。


僕ら日光のちっぽけな力しかないグループにとっては、1人の変化というのがすごく大きな力、喜びです。しかし、この心をいつまでも大事にしていくことが原点といつも大事にしていきたいです。これがなくなれば、僕たちのひとりの子ども、市民をも守ることにつながりません。守ることができないかもしれませんが、一人を大事にしていきたいです。

今日、僕は、電車が出発して空いた時間で、いつものタクシーの運転手にチラシを渡し、線量値が測定器を変えたことでダウンしたことを話していたら、Mさんが来てくれました。ひとりの協力者が来てくれることは、力づよいです。そして、今日は、ひとつの区切り?、大震災1年後の第1号NO21になったこともあるのでしょうか。先日から、一人、また、一人と、それまでチラシを取ってくれない人が取ってくれるようになったことで、間違っていないとの確信と、ちょっと喜びを得て、ゆとりにつながりました。そして、今日は、高校生の男性と女性の2人がはじめて取ってくれました。チッチャな変化は、いろいろあります。短い時間でも世間話も含めて気楽にできるようになっています。両手でチラシをもらってくれて「ありがとう」と言われると、ビクッとします。

さらに、朝の配布後に、別のMさんが激励にきてくれ、2人のMさんと、今後のたたかいや支援、協力について言いたいことを言い合い、さらに信頼関係を深めることができ、展望が出てきました。

また、数日前には、数人の仲間が、チラシ配布をしてくれること、別の仲間は、現在、厚木の仲間がチラシをインターネットにアップしてくれていますが、日光でアップする準備を進めてくれています。そして、今後、具体的に日光の子どもたちへの放射能の危険を訴えることを拡大していくことも話しあいました。今後の計画をさらにグレードアップして、進められるかどうかわかりませんが、展望がちょっぴり見えてきたかなと感じています。

いまだ、大震災1年というマスコミ報道の余韻がある間に、少しでも多くの人に、放射能の恐ろしさを知ってもらい、思い起こしてもらい、忘れないようにしようと・・・・、そして、少しでも日光の子どもを犠牲にした流れを変える力につなげられればと、心を新たにしています。
今後ともよろしくお願いします。

2人の仲間が移住です。しかし、僕らは、この仲間も、今後とも大きな力です。
市外の我がグループの仲間です。

日光-放射能から子どもを守る会//おおしま

$こども まもりたい
相模原市学校教育課から「2月19日に 日光にておこなった放射線測定の真意と、測定に使用した線量計を持参して、市役所に来て頂きたいという電話があったので、去る3月5日に学校教育課に行ってきました。

まあブログに記した内容に関して、クレームを教育委員会は伝えたいか、もしくは修学旅行について要望書を提出した側の意見を聞きたいかの、どちらかであろうとは考えていました。

前向きな話し合いであれば、行った甲斐があったと言うものですが、例えばクレームを伝える為に 私を呼び出したとあれば大変な失礼な話であります。

結果、残念ながら下記の神奈川新聞の記事にも書いてありますが、クレームを伝える為に呼び出された訳でありまして、修学旅行の代替地案や、生徒の安全性確保に関する前向きな話に関しては、学校教育課から何一つ 出てはきませんでした。

教育委員会が当方に対してクレームつける権利もありませんし、まして教育委員会に対して名誉棄損の行為も行っていない当方に関して、ブログ記事の訂正を行う旨の発言を行う事は、市民活動について行政側の牽制行為、もしくは圧力と捉えられる出来事で、大変遺憾で失礼千万であるとしか言いようがありません。


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12月に2400筆の、日光から別地域への行き先変更要望の署名を教育委員会に提出し、その内800筆は相模原市民からの直筆署名でしたが、結果 この2400人の声は 握りつぶされた形になりました。

また、日光から別地域への行き先変更に関しても、教育委員会は最初から、代替え案などを検討する事はせずに、無視する方向であった様です。

もし、代替え案の検討を少しでも行っていたのであれば、3月5日に私が出向いた時に、その話は先方から出ていたはずで、恐らく何のプランも立てられていないのでしょう。


5日の彼ら教育委員会からのクレーム内容は以下の様なことでした。

測定で使用したSOEKS-01Mは、0.772の系数をかけなければいけないが、系数をかけていないから線量が高く出ている。よって、数値は信用出来ない。

線量計に放射性物質の付着を防止するビニールがかけられていない。よって数値は信用出来ない。

修学旅行に行くコースを外れて、線量の高い小百小学校に何故 測定に行ったのか?

教育委員会が計測しに行った 戦場ヶ原、湯の湖方面に何故 測定をしに行かなかったのか?


この問いに関して、さすがにその場で飽きれてしまって、反論するのもバカバカしくなりました。
彼らにいくら説明しても、無駄であると、この4つの問いを聞いて 察しました。

そして、ダメ押しに担当課長は、3月1日にシンチレーション計測器を持って日光に測定に行った事はまあ良いでしょうと。。。。。

ここまで言われると、彼らの視野の狭さや、意識の低さに、飽きれて笑うしかありません。


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SOEKS-01Mに系数をかけなかったのは、説明しますと、この線量計の個性は毎時0.2マイクロシーベルト以上になると、他の線量計と比較してみても、系数をかけなくても数値が揃ってくる特性があるからです。

ビニールをかけなかったのは、デジタル数値がビニールをかけると読み辛く 撮影に適していなかったからでして、後日 持ち主が自宅に持ち帰っても以前と同じような数値を出しています。

小百小学校に行ったのは、現地の線量が高いとされている小学校の実状を把握する為です。

戦場ヶ原や、湯の湖に行かなかったのは、現地は積雪がある為に計測に行っても正確な数値は出てこないと判断したことからです。


当方からすると、上記に関することは、現在の時点ではもう問題にするレベルの話ではありません。

今 問題しなければいけない事は、日光という地域全体に不安を感じている多くの保護者の考えと、修学旅行コースの上放射線量が低ければ良いという教育委員会の考えに関して、どう判断するのかという観点です。

保護者、行政と、この2つの見解の相違を、当方は行政と一緒になって考えて良い形で話を進めていければと考えておりましたが、行政の方から喧嘩をふっかけられた形となってしまいました。

行政と一緒に、子供達の健康を第一優先で考えていければと なるべく穏便に軋轢を生まない様に接してきましたが、今回のことは大変 残念なことであります。


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相模原市学校教育課の今回 修学旅行問題でとってきた不可解な行動があり、以下に記します。


1月25日に教育委員会が現地で計測した華厳の滝、中禅寺湖、戦場ヶ原、湯の湖方面は積雪があり、正確な放射線量は雪の影響で計測出来ませんが、結果として問題は無いと判断している事。

教育員委員会が持参した ホリバのRADIのシンチレーション計測器の測定時間(時定数)を10秒としており、線量計の数値が上がり切る前に、次の測定を行っている事。
通常では、時定数は30秒で計測することが常識。(我々は時定数60秒で計測。3月5日の調査)

線量の高い、鬼怒川方面、江戸村の測定には行っていない事。(相模原市の小学校20校が行く場所)

東照宮の参道を計測していない事(当方の測定ではシンチレーションで最高0.21マイクロを計測)
(歩いて通過する場所だからしなかったらしい)

日光に修学旅行に行くことが決定されたが、どういう事が検討されて 決定に至ったか、経緯の公表をしていない。


とくに、3月5日に呼び出された時、学校教育課は江戸村の線量が高い事が分かったので、コースから外す可能性が高いとの見解でありまして、後日 この事に関して報道発表を行うかどうか疑わしい所があります。

市内約20校の小学校が江戸村に行く訳ですが、その場所がコースから除外となった事が栃木県や日光市に 報道を通じて知られると、教育委員会は面子が立ちませんから、自分達の立場を考えた場合 報道発表は行わない可能性があります。


今回 教育委員会と関わって問題に対峙してみましたが、恐ろしく官僚的な場所だと認識しました。

この風潮は、恐らく 昔からあったのでしょうが、ここまで市民の意向を無視する部署だったとは知りませんでした。

日光の修学旅行問題に限らず、いじめ問題、不登校問題、校内暴力、先生同士のハラスメント問題、学校内での不慮の事故、国旗掲揚、国家斉唱問題などに関して、当方が考えるところ、現時点では相模原市学校教育課は対処能力ゼロです。

しかし、一つ救いなのは、同じフロアーの隣にある学校保健課が、この官僚的な部分と、人道に関する良心との狭間で葛藤して動いている事です。

国旗掲揚時に、ロープに放射能が付いていないかどうか心配する保護者の声をすくい挙げてロープの線量を計測しに行く、水筒持参で困っている保護者の声を受けて、学校に対して声を掛けてくれる。

公の機関で、良心に従って 出来ることを行う この学校保健課の姿勢は、大変評価出来るものであり、官僚的な学校教育課は、ここの課の姿勢を少しは見習うべきでしょう。

それと、 日光のいろは坂より上と、東照宮近辺は現在 積雪があり正確に放射線が計測出来ません。雪解けが終わったら もう一度 行政は放射線量を正確に計測しておいた方がいいと思います。

それも、公の機関ですから、現地で計測を担当するのは素人ではなく放射線の専門家でお願いしたいものです。


最期に、「こども まもりたい」のブログは、相模原市役所の職員や、学校長、学校関係者と、多くの方が閲覧しているようです。

彼らに言っても無駄かもしれませんが、子供達の人権や健康を第一優先で、考えて頂きたい。

期待するのもバカかもしれませんが、当方は諦めずに貴方がたに、一途の期待を持っています。








東日本大震災から1年が経過しました。

ブログにて言葉に記すのも気が引ける日です。

とても大きな喪失感を味わった日で、この1年間 何度悲しみで打ちひしがれたか分かりません。

多くの方が亡くなり、多くの方が傷つき、今もなお避難を強いられている方々がいらっしゃいます。

刻々として進まない、復興。

地震の直接的な被災、原発事故からの被災、まだまだ多くの問題をこの国は抱えています。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、皆 一日も早く 元の生活に戻れるように祈ります。


こどもまもりたいメンバー 一同より。
2月19日と今回 3月1日に、実際に日光を巡ってみた感想を記したいと思います。

日光市は、東北自動車道から日光宇都宮道路に入った大沢ICあたりから、群馬県境の金精峠までの広大なエリアを持っています。

その様なエリアの中で、鬼怒川、小百、所野等、放射線量が高い場所が存在し、東武日光駅前なども相模原の空間1mの放射線量の2倍の数値がシンチレーションカウンターで計測されています。

東照宮や、華厳の滝などは、小百や鬼怒川に比べればそれほどまでに線量は高くないですが、計測地点を増やすと、行政が公表している数値よりは高く出る所もあります。

また、放射線の問題だけではなく、東武日光駅周辺では風が吹くと、線量計の数値が上がっていくことも考えると、平常時に放射能の飛散も考えられます。

日光全域の状況や、地震の危険性、120キロ先の福島の原発からまだ、放射能が漏れている現状を考えると、果たして この地域に修学旅行で訪れることが、適当なのかどうか疑問を感じます。

旅行で巡る、ピンポイントの場所などが放射線量が低く出ていても、途中の東武日光駅周辺や、今市の杉並木等は、それなりに相模原市より放射線量が高く、保護者が日光に行かせたくない気持ちは常識的な普通な感覚であると思いますが、その自然に出てくる胸の内の不安を口に出すことを、風評被害や、考え過ぎなどと、言われることに違和感を覚えます。

日光 放射能から子供を守る会の大島さんとメンバーの方々の、チラシ配布等の地道な活動は、地域で少しづつですが浸透して理解を得てきているようです。

放射能の不安を口に出すことで、地域から孤立してしまう不安を地元のお母さん方は抱えている様ですし、地元の観光業の方々には、今回の修学旅行問題に憤慨している人、関東圏の保護者が不安に感じることは常識的に考えて当然との見解の人がいます。


この問題、私は思うのですが、

行政が修学旅行問題や、放射能対策問題に対峙していますが、本当は行政ではなく、地域で暮らしている私達 一般市民が、問題に意識を向けて、対峙していくことが必要なのだと思います。

相模原市役所と日光市役所の話し合いではなく、その地域で一番 この問題で迷惑や問題にぶち当たっている、関東圏と日光市、栃木県の市民同士が議論しなければいけない問題であると思います。

$こども まもりたい



今回、中禅寺湖畔のお土産屋さんの女将さんから、以下の様な貴重な話を聞くことが出来ました。
神奈川新聞社さんとの取材の中で、女将さんがお答え頂いた内容です。
この内容については、厚木の守る会の山村さんが、詳細にブログに掲載して下さっています。
(一部 厚木の守る会の記事を引用させて頂き、私の記憶で覚えている事を合わせて記しますこと、山村さん ご容赦下さい。 http://atsugichild.blog.fc2.com/ 厚木の守る会ブログ)


「お土産屋さんの女将さんの話」


私達は東電さんからの補償金をもらいましたよ。
噂では、何億円、何千万と貰ったホテルや旅館もあると聞いています。金額の詳細はお答え出来ませんけれど。
日光は線量が高いって言われてますが、ちゃんと測って、正直な商売をしてきたいです。
修学旅行の方は、線量の高い場所を除染して、本当に安心・安全になってから来てもらえればいいなって思っています。保護者の方達が不安に感じることは、当たり前だと思います。
中禅寺湖の観光業の方は、そのように考える人は多いのですよ。
当たり前のことを当たり前にね、考えています。

皆が病気にならないようにして欲しいと思っています。線量が高い事を隠してまで来てもらいたいとは思っていないです。観光客は本当に、原発事故後は減ってしまいました。
でも、私はずっとこの土地で商売をさせてもらってますけど、戦時中や明治時代にもそんな時はありました。

子どもの被曝を気にする保護者の方には、無理をしないで、いいですよって言いたいですね。


厚木の守る会の山村さんがス~~っと女将さんに近づいて、「これは風評被害でしょうか?」と尋ねました。
女将さんが、どういった回答をするのか興味しんしんで、私も耳を立てて聞きました。

「いいえ、不景気だからですよ。戦争中の事を思えば、きつい時もたくさんありましたから、大丈夫ですよ。」



日光 放射能から子供を守る会の大島氏とコンタクトがなければ、こういった地元の方の気持ちは聞けなかっただろう。
しかし、東電から補償が出ていたとは、知らなかった。

観光業を生業としている人々の生計が、少しでも救われている事を知り、少し安心しました。

地元の子供達の健康被害のリスク回避のためにも、こういった女将さんが 立ち上がってくれないだろうか?観光業の人達が「東電ふざけるな!子供を守るぞ!」と、声を挙げてくれないだろうか?

修学旅行に来てしまうことが、地元の子供達が安全な環境で過ごしている証明となってしまう。

観光業で生計をたてている人の子供も地元の学校に通っているだろうし、一番辛いのは、そういった状況に立たされている保護者だろう。

東電や国が、問題の本質から目を背けさせるために、被害者同士を対立させる術中に完全に、私達は はめられてしまった。

今、正しい情報を公開して、 一人一人の良心が表に出てくる事を期待するしかない。

双方の市民が手を繋いで、協力していく事が必要で、そして今は日光市民が声を挙げることが一番大事ではないかと思います。

3月1日 日光に2回目の放射線計測に行って参りました。

今回は厚木の守る会の方、それと私 と 、神奈川新聞社さんが同行取材に来られました。

今回の目的は、以下の疑問を解決させたいという意味があります。
(http://atsugichild.blog.fc2.com/%0D 厚木の守る会ブログに今回の詳細も載っています)



1回目訪問の2月19日と、2回目(今回)の、3月1日の線量の数値にどれくらいの差があるのか?

今回はシンチレーションを持参したので、ガイガーカウンターとシンチの数値の開きはどれくらいあるのか?

日光江戸村の放射線量はどれくらいあるのか?

雪による放射線数値の影響はあるのか?

日光 放射能から子供を守る会の大島さんとの連携作り


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前日2月29日に関東地方は雪が降りまして、日光は20cm程の積雪になりました。
雪の中 今回は延期かな?とも思いましたが、当日はすっきりと晴れ渡りまして、日光に到着するとすぐに、大島さんのご自宅に伺い、一緒に日光江戸村に向かいます。

クリアプラス社のMrガンマ A-2700と、前回使用したSOEKS-01Mにて、今回は線量を計測します。
A-2700は時定数1分でして、1分間隔で、3回放射線を計りまして、線量計は地上より1mの高さで使用しました。

江戸村での放射線量(江戸村 入り口近くの道路にて計測 気温13度 A-2700の数値)

1回目 0.287マイクロシーベルト/h
2回目 0.286マイクロシーベルト/h
3回目 0.279マイクロシーベルト/h

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次に日光市立小百小学校の校庭の隅の放射線量を計測しました。(気温13度 A-2700の数値)

1回目 0.323マイクロシーベルト/h
2回目 0.283マイクロシーベルト/h
3回目 0.288マイクロシーベルト/h


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地上5cmで計測してみまして、SOEKSは0.57 A-2700は、0.615マイクロシーベルト/hを計測しています。


東照宮に行く途中で、所野コミュニティセンター向かいの公園の放射線量を計りに寄ってみました。
公園は一面 積雪で銀世界です。
前回は毎時0.45マイクロシーベルト位ありましたから、前回 計測した値よりも、今回は低く出る傾向だと感じました。


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東照宮の境内や参道の放射線を計測しました。

三彿堂前(気温11度 石畳上 地上1m A-2700使用 午後2時30分)

1回目 0.115マイクロシーベルト/h
2回目 0.119マイクロシーベルト/h
3回目 0.113マイクロシーベルト/h

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輪王寺門前 参道(気温10度 砂利道 積雪 地上1m A-2700使用 午後2時40分)

1回目 0.203マイクロシーベルト/h
2回目 0.211マイクロシーベルト/h
3回目 0.198マイクロシーベルト/h

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(クリックすると拡大します 輪王寺門の線量です)

輪王寺本坊門の前(気温10度 砂利道 積雪 地上1m A-2700使用)

1回目 0.121マイクロシーベルト/h
2回目 0.130マイクロシーベルト/h
3回目 0.132マイクロシーベルト/h

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(クリックすると拡大します。)

50m進んだ参道の写真です。
参道では、4ヶ所の放射線量を計測しました。

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五十塔前(気温10度 砂利道 積雪 地上1m A-2700使用)

1回目 0.093マイクロシーベルト/h
2回目 0.093マイクロシーベルト/h
3回目 0.078マイクロシーベルト/h

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奥の院門前(気温10度 砂利道 積雪 地上1m A-2700使用 午後3時)

1回目 0.084マイクロシーベルト/h
2回目 0.086マイクロシーベルト/h
3回目 0.104マイクロシーベルト/h

A-2700の写真を撮り忘れましたが、SOEKSの数値は写真で撮っています。

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(写真をクリックすると拡大します)

東照宮の線量ですが、前回2月19日のSOEKSの動画を見ても分かりますが、今回は数値が低く出ています。
日ごとに放射線量は違って出てくるのか?雪の影響なのかは定かではありませんが、こういった事は継続して実地で調査しないと分からないものです。


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東照宮を後にし、華厳の滝の駐車場の放射線を計測しに行きます。
山を上がると、気温はぐ~んと下がります。
華厳の滝も凍りついており、観光客も全く夕方5時頃には、おりませんでした。

華厳の滝駐車場(気温3度 積雪 地上1m A-2700使用 午後5時)

1回目 0.160マイクロシーベルト/h
2回目 0.151マイクロシーベルト/h
3回目 0.148マイクロシーベルト/h

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陽も暮れてきたので、急いで山を下りて 前回計測した東照宮近くの匠町の線量を計測します。

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(写真をクリックすると拡大します。今回の匠町の放射線数値)


この下の写真は前回2月19日の調査に来たときの、匠町の数値です。
2月19日のSOEKSの数値と、今回 計測した数値が違っているのが分かりますでしょうか。

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(写真をクリックすると拡大します)


帰り際に東武日光駅前の放射線量も計測します。

東武日光駅前(気温8度 アスファルト 地上1m A-2700使用 午後5時45分)

1回目 0.182マイクロシーベルト/h
2回目 0.194マイクロシーベルト/h
3回目 0.200マイクロシーベルト/h

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今回 シンチレーションと、ガイガーカウンターの数値の差が見れた事は大変参考になりました。
シンチレーションはガンマ線のみ計測しますが、ベーター線に関しては、1mの距離程しか飛ばず、服も通さないので健康に与える影響は少ないという理由で行政は、シンチレーションを使用しています。

しかし、ここ日光では風が吹くと、シンチレーションもガイガーカウンターも線量計の数値はス~~っと、上がるので 放射線核種が舞っている可能性もあるのではないだろうか。

だとすると、呼吸で核種を吸い込むことも考えられ、線量の問題だけを挙げるのではなく、セシウム等の飛散に関しても調べないといけない様な気がします。
こういった件に関して、専門家の意見を聞く必要があるかと思う。

また、前回持ってきたSOEKSと今回 持参したSOEKSは同じ方が持参した同じものですので、線量の変化があったことは興味深いものだと思います。

その日、その日で放射線量は違うのかしれませんし、積雪の関係で放射線量が違ってくるのかもしれません。
いずれにせよ、1回 日光に来ただけでは、放射線の実態は分からないことは身に染みて分かりました。

3月1日は栃木県のモニタリングポストの数値から見て、日光は通常と比べて線量が低いことが分かりました。栃木県HPの数値を参照してみて下さい。

栃木県HP http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/documents/20120303_0800_sv.pdf
3月1日 日光市小百小学校 校庭の隅の放射線量を計りました。

気温は14度、地上より1mの高さで、時定数1分で計測しました。

空間1mでシンチレーションのA-2700計測器で、相模原市の3倍の放射線量を計測しています。

この日 前日に積雪がありまして、校庭は真っ白でした。

この学校では、校庭の放射線量が高いので、覆土をしたとの事です。 野外の活動は出来るだけ避け、体育館で行っているとの事ですが、やはり表土を削って欲しいものです。

また校長先生の話では、 小百小学校の平均線量を毎時0.4マイクロシーベルトと把握しているとの事。

日光市のこういった場所の対策をもっと充実して欲しいと願います。


3月1日 日光に2回目の線量計測に行きました。

江戸村の放射線量を動画で載せておきます。

使用線量計は、Mrガンマ A-2700とSOEKS-01Mを使用し、A-2700は時定数1分で計測。

気温14度、地上1mの高さで計測、前日に雪が降っています。

撮影の都合上 線量計を縦に持っておりますが、計測時は水平で計っています。