旅に出ようと思う。
考えてみれば、社会に出てしまうと、恐らく3年は海外など行けまい。
それは、ちょっといやだ。
自分の中で、
外の世界を見たい。
とにかく写真やブラウン管の向こうにあるものに触れたい。
同じ空間に存在してみたい。
マカオで触れた、あの教会の壁を思い出そう。
もう言い訳するのはよそう。
研究が、内定者研修が、体力が…。
どれもこれも、自分のぬるま湯に付けておくだけのいい訳だ。
そういえば、僕は昔から言い訳の得意な人間だった。
もう言い訳するのはよそう。
自分の人生を精一杯たのしんでやろうじゃないの。
やるべきことは、もちろんやる。
そこのプライオリティーは、間違えない。
ただ、後悔はしたくない。
こんなことに気付けたのも、
僕の足のくさい兄弟、浅見氏のおかげだ。
彼と話すといつも、何かに気付かされる。
ありがたいことだ。
まずは、バイト探しだ。
やってやる。