イースターエッグを街で見かけるこの季節といえば、個人的には→バッハのマタイ受難曲を聴きに行くこと。
で、今年はたまたま休みと合ったので、月末予定のマタイの前に、ウエストミンスター聖堂で行われたヨハネ受難曲を聴いてきました。
水曜夜19:30開演という微妙日程なものの結構な数の観客が聖堂内に集っています。
ウエストミンスター聖堂自体、お参り(?)したのは随分前だったのですっかり忘れていたのですが、壁面を埋めるモザイクがかなり見応えがあります。そして、夜の教会内というのも僕にとって珍しい体験なのですが、開演前はかなりな数の照明が点けられていて、光と影とモザイクとがとても立体的な空間を生み出して神妙というよりは、かなり荘厳な雰囲気を満たしています。
Westminster choirによる合唱、、、と、入場が始まるとマジョリティは少年でした。
マタイは結構まめにi tuneで聴いたりしているのですが、さっぱり聴いていないヨハネ。マタイのように、途中で少年合唱部分が終わったら後どうするんだろう、と思ったら、最後(21:30)までしっかり少年たちも壇上で歌っていました。(ふと、昔、ザベストテンとかで、未成年者が夜の番組に出られないこととか思いやったりして、、、)
ちなみに、座席は4ブロックあるうちの一番後ろのブロック、の中で一番前の席(£10-)。舞台からはかなり遠いのですが、決してrestricted viewなわけでもなく、聖堂の宙に浮かんでいる巨大な十字架とそれが生み出す影に圧倒されながら、かなりうっとりできる位置取りです。
楽器群は意外と小規模構成でした。もっとパイプオルガンをガンガン使うのかと思ったのですが、そんな風でもなかったです。
照明が落とされて、いざヨハネ。
マタイが3時間以上の長丁場なだけに、ヨハネもかなりな(体力的)緊張感をもって臨みました。
が、途中1回(ストレッチしてください、って案内がありました)小休憩を挟んで、2時間余りで最後までたどり着いてしまいました。
ほとんど聴いた記憶が無いヨハネだったので、数曲しか、ハッとする部分は無かったのですが、これも季節の風物詩+聴くことが奉納(?)になって+演奏者も演奏することが奉納(?)になる、と一方的&勝手な解釈に浸りました。
意外だったのは、座席位置のせいなのか何なのか、音が思ったよりも響かず、演奏者たちの生み出すオーラのようなものは視覚的に察するものの、自分の席からは、かなり遠い星で聖なることが催されているという感じがしたこと。
変な手作り感というわけでもなく、RFHで行われる仰々しさでもなく、聖なる感じという点では、かなりオリジナリティを感じました。
21:30にはお開きという、近くで催されているBilly Elliotよりもかなり早いところも、むしろいい余韻につながりました。
平日夜に、わざわざここに、ヨハネを聴きに来る沢山の人と、同じ時間を共有できたというのも、いい思い出になりました。


