Tate modernで4月4日から始まったDamien Hirstのエキシビション に行ってきました。
上の階では、まだまだ草間彌生展が熱烈開催中の中、水玉つながりのDamien Hirst。こちらもチケット売場は結構な行列(年間パスを持っているので並びませんでした)&1階で展示中のダイヤモンドスカルも大行列な上に列が一向に進まない(ので今日は諦めました)&3階展示場の内部でも、room4へ入るところで大渋滞、、、な盛況ぶり。
さて、本人情報を事前にwikiで流し見してからの参戦ではありましたが、
・tate入口前の庭にある、hymn人体模型にテンションが上がり、
・噂に聞いていた、ホルマリン漬けのサメやら、羊やら、牛(それも半分に切られた状態)に見入り、
・錠剤が一面に並べられた棚でいろいろ思いやり、
・異臭も感じられる牛の頭&ハエやタバコの吸い殻で顔をしかめ、
そして、
蝶々の部屋でテンションは、想定内を突破しました。
蝶々が放し飼いになっている部屋。想像すると結構恐怖でもありますが、現場はもっとピースフルなところでした。こんな間近かで、触覚をのばして輪切りのオレンジを吸っている蝶々をみるのなんて、初めて。壁面に抜け殻を規則的に固定しているところもまめまめしい。
そして、インスタレーションpharmacy。医療器具系って、想像するだけで興ざめなイメージですが、そんなこともなく、でもPOPになるわけでもなく、凄い独特感。
続いて、スピンペインティング。またまた、ホルマリン系やたタバコ系を観て、医療器具系を観て、なんだか金だったりダイヤだったりなゴージャスな部屋があって、そこから先は、なんだか宗教的な天国というか、昇天な世界。
草間彌生展を観た時に、その展開の豊富さと上手さ=大規模エキシビションで多くの客を満足させる上手さみたいのを察しましたが、Damienさんも、まだ若いのに、飽きさせない展開をたくさん持っていました。
最後の方の展示で、なんだか円形のオブジェがあって、この素材何か知らんと鼻を寄せて観たら→死んだハエの塊だったりして、基本的にアンプレザントな挑戦が仕組まれているのですが、なんだか余韻は、FUN FAIRに遊びに行ったかのようなものでした(ってFUN FAIR移動遊園地でじっくり遊んだ経験は無いのですが)。
あ、いちおう水玉対決的作品も多数壁面にありましたが、水玉に関しては、草間彌生の念におよぶものはありませんでした。っていうか、なんか、全然違って、それが面白かったです。
草間彌生のハングリーにならざるを得なかった時代とか環境とかとか、幻覚から生まれる水玉とか、ある種の恐怖から生まれるニョキニョキとか、でも感覚的というよりは、結構緻密な労働も込められているところとか、そういう湿度みたいなのが実に日本的だなと改めて思いました。
一方のダミアンさん。若い時はそれなりの苦労もあるようですが、されど、なんだか(あくまで僕の印象ですが)ハングリーというよりは、放蕩息子から沸いてきた感が、それはそれで好感でした。ミニマムにキチキチ積み上げるというよりは、もっと普通に大きなところから沸いてくるかのような、、、それはそれで中途半端でなくてイイと思いました。そして、それはなんだか西側、極西っぽいなとも思いました。
そして、まだまだ体力も気力もたっぷりある油の乗ってる年頃の作家というのもいいものだなと改めて思いました。草間彌生展もイイんですけど、個人的に最後の方(最新作品のあたり)には年齢的息切れ感みたいのがあるわけで、やはり”回顧展”と思えてしまう節があったりします。そういう点では、まだまだ稼ぎたいダミアンさん、ってのを、今、観られたってのは、結構良かったのではないかと思いました。
また、いつか、1階のダイヤモンドスカルを拝みに行きたいです。


