「アーティスト」 | 椅子車じゃおかしいですか?

「アーティスト」


「アーティスト」(The Artist 2011仏)




$椅子車じゃおかしいですか?






メランコリアの余韻を引っ張ったわけじゃないけど・・・
一ヶ月ぶりの更新・・・ありえないね(・・;)

今年のアカデミー賞、作品・監督・主演男優、他と5部門受賞した作品


  なのだけど公開第1週の日曜レイト1本前で観客5人・・・ありえねー


興行は苦戦してると聞いてたけどここまでとは・・・寂しい観客席




映画界、1920年台後半。


サイレントからトーキーに移るバックグラウンドで、サイレントで名声を博した俳優ジョージ・ヴァレンティン、トーキーに移る時代にデビューした新人女優ペピー・ミラー。




ヴァレンティンとのちょっとしたハプニングから翌日タブロイド紙の一面に「この女の子は誰?」と飾ったペピー、エキストラのオーディションを受けにきたとき、現場に居合わせた初老の男性に「どう?これ私よ」と自慢する。 この男性はマルコム・マクダウェル、のちのちオマージュシーンが、あの映画の。。^^


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オーディションに受かり映画の世界に入ったペピー、憧れ?恋心?から興味本位で合間にヴァレンティンの楽屋に入り込みタキシードで妄想を抱くがそこへジョージが戻る。慌てるペピーを見て「顔に何か特徴があったほうがいい」とアイライナーで付け黒子を描きそこからペピーに幸運が舞い降りる


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観客の関心もすっかりトーキーとペピーに移る。それでもサイレントに誇りを感じるジョージは、「サイレントこそ芸術。私は芸術家だ」と私財を投じてサイレント映画を製作するが大コケ、妻から愛想をつかされ家を追い出されてしまう。傍らにはいつも愛犬アギーが。。。



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すっかり立場が入れ替わったジョージとペピー、どこかで心を通わせる2人に幸せはやってくるのだろうか?



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サイレント映画からトーキーに代わるご時世を、本来トーキーなので声、音で表現したい部分をとことんサイレント映画で観せるところがユニーク。途中、トーキーの試作を観たジョージが先行きの不安にかられた表情の瞬間、飲み干したウィスキーグラスをテーブルに戻した瞬間「コンッ」って音が響き、同時にアギーの吼える声や鳴り響く電話音で「瞬間トーキー」になる部分も面白い。


エンディング、最後に一言ジョージは発する声は甲高かった。。ちょっと「あれっ?」と思って終了後プログラムを観ると、ジョージのモデルはダグラス・フェアバンクスなんだって。この人はトーキーに変わってからその甲高い声により人気が急落したんだと。ベッカムばりの声なのかなf^_^;



サイレントとはいえストーリー展開もテンポ良く、ラストはこう「落ちがあるんだ」となっとくのハッピーエンド。


これって3DやCG時代が席巻している映画界に「こんなのもありでしょ」と強烈に提言できた、本当におもしろい、主人公の二人も抜群に良くて、サイレントだからこそ、スクリーンでその表現を感じてもらいたい、そんな映画でした。







これがサイレントの