「反撥」
反撥(Repulsion 1965英)
不規則な眼球の動き、どこか憂鬱な「目」のアップから引いていくアングルで始まる
カトリーヌ・ドヌーブ主演、ポランスキー監督の「反撥」
若き日のC・ドヌーヴが主演し、鬼才R・ポランスキーが監督。多感な少女が現実と幻覚・妄想の区別がつかなくなり、衝動的に殺人事件を起こすまでを描く衝撃のサスペンス。
出世作「水の中のナイフ」に続いて本作を手がけたポランスキー監督。息詰まる心理描写や、悪夢にも似た鮮烈な映像美が見ものな、鬼才ならではの傑作心理サスペンス。性的妄想に押しつぶされて次第に心が壊れていくという難しい役どころのヒロインに、「シェルブールの雨傘」の清純なイメージが当時まだ記憶に新しかったドヌーヴが挑み、鬼気迫る演技を披露。世界中のファンの間に一躍大きなセンセーションを巻き起こした。音楽を担当したのはモダン・ジャズの第一人者、C・ハミルトン。(wowow)
へレンが不倫相手を部屋につれてきて夜な夜な情事に明け暮れる、漏れ伝わる猥雑な音はキャロルを悩ます。「あの人毎日来るの?」と。
男性を敬遠しがちなキャロルに言い寄るいとこコリンの存在、ある日車で送り際に無理やりキスされ目を見開いたまま放心気味キャロル。
逃げるように部屋にもどり潔癖気味に口を洗うが、キャロルのカップにささる男の歯ブラシや剃刀・・・男の存在が増すごとに徐々に精神が壊れていくキャロル。
姉だけがよりどころだが、不倫相手とイタリアへ旅立ってしまった。
壊れていく精神は仕事にも影響し、ついには仕事先のエステ店でお客のつめ先の手入れ中、誤って傷つけてしまう。早退させられたキャロルはベッドで休むが性的妄想が脳内を占め、幻覚の男が現れ犯されてしまう・・・防御本能が剃刀を握らせ・・・
そんなとこへ部屋を訪れるコリン、呼び鈴を押してもでないキャロル、中から気配がする、「いいだろ?」と迫ってはつれなくされてきたコリンは興奮と怒りに任せドアを蹴破って中に入るとそこには・・・
ダークサイドに落ちていくドヌーブ、美しい美貌が爪を噛み鼻を弾く、そんなしぐさがだんだんと幼い女の子に見えてくるからすごすぎる。。
部屋の壁に亀裂が入る悪夢に見立て、ところどころにも効果的に差し込み、精神を壊れる様を表現してるが実は幼少期のおぞましい記憶を封印し心の扉が壊れていって呼び起こされていく様にもなっているんだね。
久々観て2回も観たら見えてきた、いろんな緻密な映像が。。すごい、冴えてる!
ちょっとこの勢いでリンチのワールドに再突入したろうかと調子に乗ってしまいました(・_・;)
しかし、カトリーヌ・ドヌーブ、モノクロも相まって陰影のついた表情が実に美しい。惚れ惚れするほど。ピークに綺麗やな~
ハミルトンもGood!

