「100歳の少年と12通の手紙」 | 椅子車じゃおかしいですか?

「100歳の少年と12通の手紙」



「100歳の少年と12通の手紙」(Oscar et la Dame rose 2010仏)




$椅子車じゃおかしいですか?





白血病で入院中のオスカー少年、治療しながら病院内の学級で友達たちと先生に向けいたずらを仕掛けて反応を楽しむがオスカーに対してはいつも笑いや怒られるということがなく拍子抜けする。その率直な感想を婦長に問いただすが婦長にも話題をかわされるばかり。疑問が沸き起こるオスカーだが、院内の立ち入り禁止域の院長室で院長からオスカーの両親に伝えられた「すべての治療法を試したが病は悪くなるばかり」という宣告を耳にしてしまう。


親からその事実を告げられないオスカーは不信感が募りやがて親と病院内の大人たちを遠ざけるように。


そんなとき院内の廊下でエレベーターから降りてきた人とぶつかり「気をつけな!・・・失せなチビ(怒」」というきたない言葉遣いのピンク色の服を着た女性ローズと出会う。「オブラートに包まれた」ような大人しか見ないオスカーにとってローズという女性はものすごく興味のわき素直になれる大人だった。


元女子プロレスラーで今はピザのデリバリで病院にやってくるローズ、ある日院長から親もスタッフとも会話をしてくれない、唯一ローズとは打ち解けてると言うからオスカーの話し相手になってくれんかと頼まれる。最初はかたくなに拒否するが、ピザの受注と引き換えにしぶしぶ引き受けるローズ。


その事をオスカーに告げ毎日部屋に来る約束をするが「いつまで」というオスカーに「12日間」というローズ、「そんなに悪いんだ」と事実を突きつけられるオスカー、ローズはローズらしい機転を利かし「1日を10年と考えれば120歳まで生きられる」と助言し毎日1通神様に手紙を書くことを提案する。

神も大人も信じないオスカーだが、ローズにのせられ毎日手紙を書き風船にくくりつけて空へ送る。

1日10年を送り、日に日に大人びるオスカー、恋愛、結婚、離婚、と充実した年を過ごすが病魔は着実に迫ってきていた・・・



ものすごく重い題材だけど、陰鬱なところはまったくなくラストとても感じる部分があって温まるハートウォーミングムービー。とことんリアリティーなのもいいけどたまにはこういうのもいい!これはベストセラー小説予告の映画化、小説でのローズはもっとおとなしい役どころらしい。


「失せなチビ」のセリフで観てみようかなって理由だけど良かった。またフレンチシネマの気分なのか結構仏物観るな。