上司の哲学 ― 部下に信頼される20の要諦 江口克彦著
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いやーそれにしてもベタなタイトルだ(笑)恥ずかしい。
ちなみに著者の江口さんはPHP総合研究所の社長です。
PHPは松下幸之助さんの作った出版社です。念のため。
松下幸之助さんの秘書を長くやっていた人で、
この本の中身は松下幸之助さんから受けた数々の言葉を、
江口さんが振り返る、といった感じの内容です。
松下じいさんはすごい。
お釈迦様のような感じです。
手のひらで暴れる孫悟空の気持ちが少し分かりました。
ただ、一つ一つの言葉がとても意味が広いので、
心にガツンと入ってこないのですが、自分が当たった悩みや壁に関係あるなー
と思う部分は「あーーーなるほど」と思いました。
自分が自分自身の問題として、悩んだものはとても分かりやすいのですが、
まだそういう悩みの段階に至っていないことは、
まだ「松下さんの真意」まではわからない、ことも多々ありました。
そう思った瞬間にとても「松下幸之助」という人を恐ろしく感じました。
非常に言葉にするのが難しいのですが、
組織を運営していく上での課題、答え、その解決法、指導法を
全て知っていたのではないか、とも思います。
全て松下さんの手のひらの上でおこっている、というか。
まあ、一回読んでみてください。
壁にぶつかったことが多い人ほど、
「うむむ。やるな松下じいさん」と感じ入るのではないでしょうか?