4月下旬にJR西日本の最難関、三江線の一部の駅を訪問する1泊2日の旅に出ました。

 

JR三江線は広島県の三次(みよし)駅と島根県の江津(ごうつ)駅を結ぶ、いわゆる「陰陽連絡路線(山陰地方と山陽地方を結ぶ路線のこと)」の1つでしたが、2018年4月1日に全線が廃線となってます。

 

駅数は35駅。終点の三次駅と江津駅以外の33駅は全て他の線との接続もない単独駅。

つまり33駅を鉄道以外の手段でチェックインせねばならず、特に廃線以降に駅メモを始めた人にとっては悩みの種となっている線でもあります。

 

そんな三江線の中でも特に有名で、訪問難易度が高い宇都井(うづい)駅を含む計6駅の訪問記となります。

 

 

昼頃に新大阪駅から新幹線で福山駅へ。

三次に行く方法は芸備線や福塩線、高速バスなどがありますが、今回は駅メモで未アクセスの福塩線経由で三次に向かいます。

ちなみに福塩線は府中駅以降、早朝か15時以降しか便がありません(参照)。

そのため、今回は昼からの出発となりました。

 

福山駅で福塩線に乗り換え。

福山ー府中間は沿線の利用者が多く、出発直後はかなり混雑します。

ただ途中から降りる人も増えて、座れるようになりました。

 

府中駅で別の列車に乗り換え。

府中以降は過疎路線かと思いきや、地元の方と思われる利用者も結構乗車してましたね。

特に上下駅以降は下校の学生さんで非常に賑やかになりました。

 

三次駅で下車し、夕食を食べに国道を散策。

駅周辺はすき家やスシローなどの飲食チェーン店やフレスタやサングリーンなどショッピングセンターもあります。

途中、三江線跡の高架がありました。

 

この日は三次駅近くのホテルで宿泊。

 

次の日、ホテルで朝食を取って出発。

三次駅で君田交通のバスに乗って、終点の川の駅常清(じょうせい)へ。

ホテルに忘れ物を取りに帰ったため、バスに乗ったのは時間ギリギリでした。

 

 

バスは江の川(ごうのかわ)の北の国道375号線を通るのですが、三江線が通るのは南の県道112号。

橋も少なく、バスでの各駅訪問はかなり難しそうです。

 

終点の川の駅常清に到着。

バスの精算機は新札非対応みたいで、旧札に替えてもらいました。

 

川の駅から徒歩で国道を北上して、江平(ごうびら)駅を目指します。

国道は途中から歩道がなくなるので、車に注意して注意して進みます。

 

三江線は江の川の反対側。

途中、丹渡橋という赤いトラス橋を渡った先に駅があります。

 

江平駅

 

柵の間から撮影

 

線路は思ったより綺麗に残ってました。

 

このまま線路沿いを南に進んで次の駅へ。

途中、2つに分かれる道があり、迷いそうになりましたが、線路を横切って川方向に下る道が正しいルート。

赤いトラス橋(三国橋)の傍に目的の駅があります。

 

作木口駅

 

駅の近くには小さい集落もあり、住民の方ともお会いしました。

 

三国橋を渡って国道を北上し、川の駅常清に帰還。

道の駅GR(グリーンロード)大和方面に行く備北交通のバスに乗車

(ちなみに北の方に行く備北交通のバス停は川の駅から道路を挟んだ反対側。川の駅の側のバス停には停車しないので注意)。

 

時間があったので、道の駅近くのバス停で下車。

一旦昼食などの買い出しをして、終点から戻ってきたバスに乗って次の目的地を目指します。

 

口羽(くちば)大橋のバス停で下車。

ここから口羽駅は歩いてすぐです。

 

口羽駅

 

駅のホーム

 

信長の野望などで見たことがあるかもしれませんが、戦国時代、毛利元就の家臣に「口羽通良(くちばみちよし)」という武将がいました。

この辺りを所領にした事から口羽姓を名乗ったそうです。

 

 

現在、この駅からNPO法人の江の川鐡道が三江線の線路上にトロッコを走らせており、駅の前で受け付けをしてました。

受付の人に聞きましたが、江の川の近くまで行って駅に戻るそうです。

川を渡った所に隣の伊賀和志(いかわし)駅がありますが、他県(広島県)になるので、まだ調整などが必要との事。

 

駅舎内には三江線の資料館となっており、駅名標などが展示されてました。

 

 

次はいよいよ宇津井駅…なのですが、宇都井駅はwikiにも書かれている通り、近くにバス停がありません。

最寄りは邑南町が運営するおおなんバス 羽須美田所線の今西バス停ですが、そこからも徒歩45分かかります。

 

羽須美田所線は口羽駅に停車するので、駅で資料館などを見ながら待機。

しばらくしてバスが駅に到着。今西バス停は羽須美中学校から乗り換えが必要との事。

乗客は自分1人でした。

 

羽須美中学校からワンボックスカーに乗り換えて隣の今西バス停まで。

思ったより大きい集落で、山沿いに田んぼや民家が多数見られました。

 

 

ここから県道292号を北上。

水越峠という峠越えの山道。

かなり上りの傾斜がキツく、腰に来る感じでした。

 

 

上りきるとあとは駅まで緩やかな下り。

 

途中で宇津井の集落に入ります。

ここも思った以上に民家が多かったです。

住んでいる方もそれなりにいそうなのですが、バスはないので、恐らく買い物などは車で長距離移動されているものと思われます。

 

宇都井駅に到着。

 

宇都井駅は「天空の駅」として知られ、三江線の代表的な駅の1つとしてよく紹介されてます。

人気がある駅のようで、車で来られている観光客を多数見かけました。

 

廃線後は「宇都井駅公園」として整備されており、廃駅後もホームまでの階段は一般開放されてます。

階段には「残り〇段」という張り紙もありました。

 

ホームの様子

 

 

宇津井駅を後にして、隣の伊賀和志駅を目指します。

今西からのルートは山越えですが、伊賀和志のルートは川沿いをひたすら進むルート。

駅まではGoogle mapで徒歩54分かかります。

 

途中の宇津井大橋で対岸まで渡ります。

 

宇津井大橋からの眺め

 

川を渡って少し行くと、三江線の鉄道橋が見えます。

伊賀和志駅は川の東側で宇都井駅が西側。ここで鉄道も対岸に渡ります。

 

この辺りは県境で、島根県から広島県に入ります。

 

広島県に入った所に柳原という集落があります。

住民の人に「道が狭いから気を付けて」と声をかけられました。

 

川沿いの道

 

確かに狭くなりましたが、車はほとんど通らない場所だったので、そこは大丈夫でした。

ただ虫が多かったですね。大きな蜂とかが飛んできて少し怖かったです。

 

今西のルートはトレッキングポールがあった方がいいですが、伊賀和志のルートは虫よけを用意した方がいいかもしれません。

 

伊賀和志駅に到着。

さすがに足が痛くなりました。

 

駅の近影

 

ここからバス停まではもう少し歩きます。

途中、ブッポウソウの観察小屋がありました。

 

 

伊賀和志バス停から備北交通のバスに乗って道の駅の方面へ。

川の駅から北の方に行って口羽大橋まで戻った時と同じ運転手さんでした。

 

石見都賀バス停で下車。

ここから線路方向に3分ほど歩いた所に駅跡の入り口があります。

 

石見都賀駅

 

左端の建物が都賀本郷地区の自治集会所だそうです。

奥の小屋の辺りに駅入り口があったようですが、敷地内に入っていいか分からなかったので自重しました。

 

集落には自販機もありました。

長く歩いて喉が渇いていたので、すごく助かりました。

 

バス停に戻り、道の駅方面から戻ってきたバスに乗車。

今回も同じ運転手さん。

4回とも安全に運んでいただいてありがとうございました。

 

乗客は自分一人のことが多かったですが、三次市の市街地に入ると乗る人はかなり多くなりました。

 

 

三次駅で遅い昼食。

ベンチなど休める場所はなく、結局駅で食べる事になりました。

 

この後、芸備線に乗って広島駅まで。

この区間は初めて乗りましたが、列車がかなり揺れましたね。上下揺れが思ったより激しかったです。

 

これで折り畳み自転車とか持って行った場合、揺れで音がうるさくなったり、自転車が壊れたりする可能性がありそうです。

輪行で三江線を巡る場合、福塩線を利用した方が良いかもしれません(今回だけかもしれませんが、福塩線はゆっくり走ってくれた印象があります)。

 

広島駅から新幹線で帰還。

ゴールデンウィークの時期だったので、のぞみは指定席のみの扱い。

のぞみ以外の自由席には乗れますが、やはりすごく混んでました。

 

今回の駅メモ。

宇都井駅でリンク取れたのが嬉しかったですね。

 

今回の旅、やはり宇都井駅まで歩くのが一番キツかったですね。

帰った後、3日くらい筋肉痛が残りました。

 

文中にも書きましたが、今西からのルートを使うならトレッキングポール(道路を傷つけない、先が尖ってないもの)、伊賀和志のルートを使うなら虫よけを持って行った方が良いと思います。

 

 

大井川鉄道、やはり値上げするみたいですね。

これについてはまた次の記事で書きたいと思います。