今年の1月下旬、2月頭に九州の日南線の各駅を訪問する旅に出ました。

 

 

JR九州の日南線は鹿児島県志布志市の志布志駅から宮崎県宮崎市の南宮崎駅を結ぶ線ですが、人口減少などの理由で利用人数が低下しており、特に油津~志布志間は昨年10月に将来のあり方を検討する会議が開かれております。

 

 

志布志駅はさんふらわあの大阪ー志布志航路の志布志港から徒歩で22分の場所にあり、大阪からもアクセスしやすいという事で、今回は行きのフェリーで志布志に行ってその日のうちに帰りのフェリーで大阪に帰るといういわゆる「弾丸フェリー」を2回行い、志布志駅から油津駅の一つ手前の大堂津駅までの各駅を訪問することにしました。

 

 

ただ、これが大きな誤算を生むとはこの時まだ知りませんでした…。

 

 

まずは1回目の旅。

ニュートラムのトレードセンター前で下車。

 

ニュートラムにはフェリーターミナル駅もありますが、さんふらわあ号はトレードセンター前のATC(アジア太平洋トレードセンター)からの出航となっております。

別府航路はATCのビル内にターミナルがあり、ビルから直接ブリッジを通じて乗船出来ますが、志布志航路はビルから連絡バスに乗ってターミナルに行くという形になります。

 

ターミナルであらかじめ予約していた切符をもらって乗船。

今回選んだ客席はプライベートシングル。

ベッドの他は荷物を置くスペースがギリギリあるくらいですが、プライベートな空間があるのは良いですね。Switchを持参しましたが、気兼ねなくプレイできるので、ゲームがかなり捗りました。

 

ちなみに個室内はスマホが全く通信できません。必ず、Switchなど暇つぶしアイテムを持っていくことをおすすめします。

 

朝はレストランで朝食。

ビュッフェ形式にしてはかなり安いのが助かりました。

(ちなみ夕食は2000円するので、事前に食べておくか、持参をおすすめ)

 

 

下船時に大きな誤算が発生。

 

志布志港の到着時間は8:55、志布志駅の日南線が出るのが9:32。

志布志港から志布志駅までは徒歩22分。

 

十分な時間があるので、日南線に接続できるようになっているとてっきり思ってました。

 

しかし、実際は志布志港からターミナルまでの人道橋が設置されるまで時間がかかるようで、

実際に通れるようになったのは9:10、ターミナルに着いたのは9:12くらいでした。

 

この時点で2分の遅れ。

しかも、9:32の便を逃すと、次は13:29…。

旅が完全におじゃんになる危機です。

 

もうターミナルを出て必死に走りましたね。

息が上がった状態でも早歩きで1秒でも早くという感じで、重い荷物を抱えながら必死に志布志駅に向かいました。

 

幸い、行くごとに到着予定時刻が少しずつ早くなり、志布志駅に到着したのは9:29。3分前でした。

志布志駅の写真撮りたかったですが、さすがにそんな余裕はなく、すぐに1両編成の車両に乗り込みました。

 

 

日南線は基本的に整理券を取って、降りる時に前で清算するという形式です。

ただ、志布志駅に関しては車掌さんが乗客に一人一人行き先を聞いて、レシートタイプの乗車券を発行してました。

 

乗客は自分を除いて4名。

旅っぽい人もいましたが、志布志港からタクシーで来たのかは分かりません。

少なくとも、自分と同じく走っている人は見かけませんでした。

 

 

榎原(よわら)駅で下車。

 

開業から90周年を迎える駅だそうです。

近くに榎原神社という神社があり、国道220号沿いに鳥居が設置されてました。

参拝したかったのですが、反対方向で時間もないのでパス。

ここから国道220号沿いを徒歩で1時間ほど東に進み、次の谷之口(たにのくち)駅を目指します。

 

国道220号は自然を通る道ですが、民家もぽつりぽつりあり、車も走ってます。

途中アップダウンもありましたが、そこまで苦にはならなかったです。

歩道も整備されており、安全に進むことができました。

 

国道沿いに南郷川が流れてます。

 

谷之口駅に到着!

 

後で分かりましたが、油津ー志布志間で駅舎がない駅はこの駅だけです。

ただ、乗車しようとしている人を見かけましたので、利用客はいるようです。

 

 

谷之口駅からは日南市コミュニティバスの札之尾線で南郷方面へ。

 

ワンボックスカータイプの車両。

コミュニティバスは基本的に乗る時に行き先を告げて、乗車中(乗る時でも降りる時でも可)に料金をお支払いするという形式です。

バスが来た時は間違って通過されないように運転手に見えるように手を挙げることをおすすめします。

 

札之尾線は狭い道をスイスイ進んでいく面白い路線でした。

乗客は自分一人でしたが、市街地に入る直前でもう一人乗車しました。

 

市街地に入り、Aコープ前で下車。

ここから南郷駅まで徒歩4分くらい。

バスはAコープ前から大回りして南郷駅に行くので、ここで降りた方が良いです。

 

Aコープで昼食の買い出しをした後、南郷駅へ。

西武ライオンズのキャンプ地の南郷スタジアムの最寄り駅で、駅舎がライオンズ仕様になってます。

 

南郷駅は有人駅で、手売りで切符を販売してます。

昼食をとった後、当駅始発の電車で次の駅へ。

 

大堂津駅に到着。

 

大堂津駅の駅舎。

 

大堂津駅は海岸の近くにある駅で、ホームから海を見ることが出来ます。

駅名標にはポケモンのナッシーがデザインされてました。

日南線ではナッシートレインを走らせているようで、大堂津の他にも6駅ナッシーの駅名標があるようです。

 

 

大堂津まで来たので、後は引き返して志布志方面に戻ります。

途中、志布志駅の隣の大隅夏井駅で下車。

 

大隅夏井駅

 

駅には俳人の種田山頭火の石碑や花壇などがありました。

 

日南線で鹿児島県内にあるのは志布志駅と大隅夏井駅だけです。

大隅夏井駅の近くにはダグリ岬という風光明媚な観光地があり、そこにダグリ岬遊園地という遊園地があります。

現在、鹿児島県では唯一の遊園地だそうです。

 

 

駅から志布志方面に向かって国道448号線を1時間ほど歩きます。

壮大な山々が拡がる絶景ですね。

 

途中ヤシの木が並んでいる場所もあり、南国を感じます。

 

志布志駅に帰還。

朝撮れなかった写真を撮影。

 

その後、徒歩で志布志港に戻り、さんふらわあで大阪に帰りました。

 

今回の駅メモ

 

一番上は大堂津駅。

本数が少ないせいか、かなり長く持ちました。

最終的には南郷駅で奪取されましたが、榎原駅のみだったらもっと伸びていたかもしれません。

 

志布志駅も長持ちでした。

 

 

今回、志布志港から志布志駅への乗り継ぎには非常に苦労しました。

幸い3分くらいの余裕で何とか間に合いましたが、フェリーが何らかの理由で入港が遅れたり、人道橋が開くのが遅れたりしたら…と思うと、本当に間一髪でした。

 

 

ちなみに、JR九州のダイヤ改正により、今年3月14日から志布志駅発の列車は9:32から9:25に繰り上がります

(更に、志布志発の便は2本減便。13:29発の便が無くなり、9:25の次は16:45になります)。

 

一応、志布志港と志布志駅間にはタクシー往来支援事業というのがあり、200円でタクシーを利用することが出来ます。

ただ、これも3月31日までですし、タクシーでも間に合うかどうか。

 

ダイヤ改正以降は、さんふらわあで志布志港から志布志駅で日南線に乗り継ぐのは困難と考えて良いと思います。

 

 

後で調べた所、ほとんどの乗客がさんふらわあライナーで鹿児島方面に向かうようで、日南線を利用する人はあまりいないというのが事情としてあるようです。

 

もし、さんふらわあを利用して日南線の駅巡りがしたい場合は、車かオートバイ(自転車でも良いですが、距離があるので)を使うことをおすすめします。

 

日南線の駅を駅メモでチェックインするだけでしたら、宮崎カーフェリーで宮崎まで行き、宮崎駅を12:30に出る各駅停車の便に乗れば、15:05に志布志駅に着きます。

志布志港発のさんふらわあは一番早い日曜日でも17:00発ですから、余裕を持って大阪方面に帰ることができます。

 

 

今回、まだ串間市内の5駅(福島高松駅~日向大束駅)が通過のみで未訪問となっております。

そちらの訪問記は次回のブログで。