8月下旬にJR美祢線の駅を巡る旅に出ました。
JR美祢線は山口県の厚狭駅から長門駅までを結ぶ鉄道路線ですが、2023年6月30日から7月1日までに発生した大雨の影響で、全線が不通となっており、湯ノ峠駅を除く各駅に代行バスを運行してます。
沿線自治体では鉄道での復旧を断念し、BRTでの復旧を目指すそうです。
今回は代行バスで各駅を巡り、代行バスで行けない湯ノ峠駅のみ個別に訪問するという旅になります。
大阪から名門大洋フェリーで門司港へ。
大阪から厚狭駅へは新幹線で行く方法もありますが、山口県の西部についてはフェリーで小倉から行った方が安く、早い事が多いです。
新幹線は一番早い6:00新大阪発の便で広島駅で乗り換え、厚狭駅到着は8:29。
一方フェリーでは17:00大阪南港発の便で5:30門司港着。そこから無料送迎バスで小倉駅到着が6:20頃。
朝食を食べて7:00頃に小倉駅を出たとしても、山陽本線の下関経由で厚狭駅には8:16に到着します。
ちなみに無料送迎バスは門司駅にも停まるので、そこから行けば更に早く厚狭駅に着く事が出来ますが、駅周辺に朝食が食べられる場所があるか不安なので、今回は素直に小倉駅まで行ってから厚狭駅に向かいました。
厚狭駅
8:34に代行バスが出発。
電車と同じように券売機で切符を買って乗り込みます。
バスは各駅近くにくるとアナウンスをして、駅の前で停車します。
渋木駅などバスが停まるスペースがない所は国道沿いで乗り降りします。
長門駅が終点ですが、1つ前の板持駅で降りました。
ここも駅前には停まらず、国道沿いで停車。
切符はバスで回収せず、駅の回収箱に入れて下さいとの事。
板持駅
美祢線はほとんどの駅に駅舎があるんですが、この駅だけはホームのみの駅でした。
回収箱に切符を入れて帰りのバスを待ちます。
バス停のようなものはなく、国道の適当な場所に立って手を振ったら止まってくれました。
帰りのバス、美祢駅から乗っている人が多かったです。
終点の厚狭駅で下車。
板持駅は券売機がないため、駅で乗車駅を申告して清算しました。
ここから代行バスで行けなかった湯ノ峠駅を目指します。
湯ノ峠駅は代行タクシーを運行しているようですが、今回は歩いて行く事に。
厚狭駅のコインロッカーに不要な荷物を預けて、国道316号の加藤交差点を目指して東に歩きます。
加藤交差点までの道は途中に厚狭川があり、橋を渡ったりと思った以上に距離がありました。
交差点にはマルキョウというスーパーがあります。
その奥のジョイフルで昼食。
美味しかったです。ご馳走様。
加藤交差点から国道316号を北上。
すぐのところにマックスバリュがあります。
ここが湯ノ峠駅までの最後のスーパー。
あとは駅まで50分ほどひたすら北上します。
国道316号の様子。このような並木道がしばらく続きます。
並木道を抜けると、左側の歩道がなくなり、歩道が右側のみとなります。
そこからしばらく行くと、左に厚狭川が見えるようになります。
ここから湯ノ峠駅までずっと川沿いを進むことになります。
途中にある水門。寝太郎堰という名前だそうです。
交通安全の表示。
この交通安全の表記の近くにトラックの倉庫があり、そこに自販機があるんですが、これがこの道の唯一と言っていい自販機。
ここから湯ノ峠駅まで自販機はありませんし、湯ノ峠駅もビールの自販機のみで、それも稼働していない様子。
帰りもマックスバリュまで注意深く周囲を見回したのですが、やはり自販機は見当たりませんでした。
脱水症状になると危険なので、ここで水分補給をしておく事をおすすめします。
しばらく歩道を歩いて橋のある所に到着。
湯ノ峠橋という名前。
この橋を渡って少し南下した所に駅があります。
そして到着!
駅の歩道橋
ホームの様子。
これでも現役の駅なのですが、もう自然に還りつつある状態でした。
踏切。線路ももう植物に覆われて見えなくなってますね。
帰り、少し喉が渇きましたが、あの交通安全の所にある自販機で飲み物を買って何とか乗り切りました。
思ったより疲れたので、加藤の交差点からはバスを使って厚狭駅まで戻りました。
今回歩いた感想。
やはり少し遠回りでも国道316号を使ったルートがおすすめ。途中マックスバリュまで店がありますし、国道を北上するだけなので分かりやすいです。
国道は平坦な道で、湯ノ峠駅の近くまで歩道が整備されており、比較的楽で安全に進むことができます。
ただ上に書いているように脱水症状には注意。
自販機がほとんどないので、飲み物とか用意した方が良いかもしれません。
湯ノ峠駅までは厚狭北部便というバスが1日3便運行してますし、タクシーもあります。
もちろんBRTが開通するまで待つのも良し。
無理せず自分に合った方法で行くのが良いと思います。











