読書ノート②「金融小国ニッポンの悲劇」 | ひろどんの歌声日詩♪
まずはじめに、お知らせです。

以前、ワテのブログに貼ったアフィリエイト・リンクから、

商品を購入してくださった方がいらっしゃったのを

いま気付きました。


$ひろどんの歌声日詩♪

お返しのしようが無いので、

ポイント相当のアメーバ・プレゼントにてお返ししますので

ご連絡くださいませ。

m(_ _)m



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さて、本題です。

最近のニュースを見る度に話題に挙げられている

「特例公債」うんぬんの記事。


ざっくり言うと、

「震災の復旧復興でお金が必要だけど、お金が無いから借金します」

という話ですが、これを聞いて思い出した事があり

読み直したのがこの本です。



日本の選択〈6〉金融小国ニッポンの悲劇 (角川文庫)/著者不明

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このシリーズは、「NHKスペシャル」で放送されたテレビ番組の文庫版で、

明治時代~大戦突入までの政治、経済、文化を検証し

近代日本を分かりやすく解説しているうえに、ページ数も少ないので

飽きずに読めてとても勉強になりました。

( ´艸`)


発売直後に本屋でPRしていたのでそれに釣られて買った本ですが、

奥書きを読むと1995年でした。

終戦50周年の節目でもあり、阪神大震災や「もんじゅ」の事故隠ぺいが

あった年で、いま思えば当時とは何も変わっていないのですね。




$ひろどんの歌声日詩♪

内容は大きく分けて3つに分かれております。

序盤は、日露戦争や第一次世界大戦で出費が相次ぎ

ただでさえ厳しい台所状態で起こった関東大震災。


戦争で借りたお金を返せないだけでなく、

復興に必要なお金もほとんど無い!

ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル



そんな、とても貧しい日本が、

当時、イギリスのロンドン市場を抜いて世界一の金融市場へと

急成長を遂げるアメリカのニューヨーク・ウォール街で

一番の大銀行「モルガン商会」に借金をして、

国の復興を遂げようと東西奔走する

政府や日銀、大蔵官僚の話。


国家予算の半分を、外国の銀行に借りて賄うという

いま思えば、スゴイ時代だったのですねww



中でも、借りたお金の多くは「電力外債」として

電力会社の復旧や発展の為に使われ、

電力量の伸びに比例して日本の産業が立ちあがって行った過程が

「鉄は国家なり」ならぬ、「電力は国家なり」的なものがあり

電力抜きには国の発展はありえない、新興国の問題を

いろいろと考えさせられました。


昔の戦争は、エネルギー資源欲しさに

戦争を起こしていた事を思い出し、

そのぐらい、電力って人類に不可欠なものなんだなぁと。



$ひろどんの歌声日詩♪


中盤から後半にかけて主題となるのが、お金を借してくれた

日本経済の恩人たるモルガン商会のラモント会長と日本の関係。


貸したお金が戻って来ないのではシャレにならないので、

会長からは、あれやこれやと日本政府に注文を出し、

日本経済の発展をうながす。

その注文に応えて、当時の総理だった浜口雄幸と大蔵大臣の井上準之助が、

『緊縮財政』や『金本位制の解禁』に向けて奮闘する。



『緊縮財政』については、読んで字のごとく

国の出費を大幅に減らす事。

昨今の「事業仕分け」なんて、遊びかと思うぐらいに

バッサバッサと切り捨てて、無駄遣いを一切やめる。


『金本位制』は、今の様に刻々と値段が変わる変動相場制を行う前に、

「お金」の発行量と「金(ゴールド)」の所有量を合致させる事で

その国の威力を分かりやすくさせ、

経済上の力関係を為替相場に反映させたものです。



当時、日本以外の先進国はこの制度を取っており、

日本も早く取り入れれば良かったのですが

いろいろ大人の事情があって遅れを取ってしまいますた。



日本が、外交、経済で頑張りながらも孤立し、

気付いたらアメリカの言いなりだったというオチは

今も昔も同じ様な気もしつつ・・・あせる

(ノ∀`) アチャー



それはさておき、この本の終盤に至っては

金本位制を取り入れて経済発展を遂げる予定が

運悪くその後やってきた世界恐慌の余波で

制度を取り入れたのが裏目に出てしまい・・・。


昭和恐慌を引き起こし、かえって国民の生活が困窮したうえに

浜口総理、井上蔵相ともに暗殺されるという

何とも悲壮感ただよう結末となっております。

(´・ω・`)チョボーン



この浜口総理と井上蔵相の活躍ぶりは、

城山三郎さん著『男子の本壊』でも書かれていますが

今の政治家と違うところは、良くも悪くも哲学が深くて

ポリシーを持って高職に当たっていたことでしょうかね。


こちらの本も掃除して出てきたら、

また読みなおそうと思いますた。



最後になりますたが、

当時は外国から山ほどの借金をして

復興に充てた日本経済ですが

今は反対に、国家予算の何倍ものお金を

世界中に貸し出していたようなので

今回の震災の費用に関しては、なんとかなるんじゃね?

と、思っております。


$ひろどんの歌声日詩♪