あなたの育児にかかりつけ助産師を♡
つくば市在住
助産師
まつながひろこです
WEB雑誌 つく女の初回でご紹介いただきました!
🆕❣
早産児にとって、母乳は守る力になる
早産児の赤ちゃんにとって
なぜ人工乳より
母乳が良いのか を、やさしく整理。
予定日よりも3週間以上
早く生まれた早産児ちゃんのなかでも
22~28週未満に生まれた超早産児ちゃん
特に
22〜23週で生まれる赤ちゃんは、
体の機能が
まだ十分に育っていない状態で
外の世界に出てきます。
そのため、
NICUでは
「どう守るか」がとても大切になります。
その中で、
母乳が果たす役割はとても大きいということです。
腸のバリア機能を整える
早産児の腸は、
まだ“透過性”が高い状態です。
これは、腸の壁が未熟で、
外からの刺激が
体の中に入りやすいということ。
母乳には、この
腸の透過性を
早く低下させる(=バリア機能を整える)働き があります。
人工乳では得られない、
母乳だけが持つ大切な作用です。
壊死性腸炎(NEC)のリスクを下げる
早産児にとって
最も怖い疾患のひとつが
壊死性腸炎(NEC)
腸が炎症を起こし、
壊死してしまうこともある重い病気です。
母乳は、
このNECの発症リスクを
大きく下げる とされています。
勉強会でも、
「母乳が
早産児の腸を守る力は本当に大きい」 という話が
何度も出ていました。
免疫成分が赤ちゃんを守る
母乳には
早産児の体を守るための
免疫成分がたくさん含まれています。
人工乳には入っていない成分です。
特に早産児は、
感染症のリスクが高いため、
母乳の免疫成分がそのまま“守る力”になります。
母乳は「出るもの」ではなく「育てるもの」
早産児のママは、
突然の出産で
心も体も追いつかないまま、
NICUで
小さな赤ちゃんと向き合うことになります。
その中で
「母乳がいいらしい」と聞いても、
産後すぐは
母乳がまだ出ないことも多く、
不安が重なる時期でもあります。
でも、母乳は
最初からたくさん出るものではなく、
赤ちゃんが吸ってくれることで少しずつ育っていくもの。
「出ない時期に吸わせること」が、
未来の母乳量につながります。
母乳が出ない時期を支える選択肢
勉強会では、
母乳バンクの話を聞きました。
母乳がまだ出ない時期に、
早産児を守るための選択肢として
ドナーミルク(寄付母乳) が使われることがあります。
これは次の記事で詳しく書きますが
母乳が出ない時期でも
赤ちゃんを守る方法があるということは、
ママの心を少し軽くしてくれると感じています。
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