「気持ち言うべきじゃなかったのに

ごめんね。

ただ自分が楽になりたくて、、りかちゃんに気持ち知ってほしくて

自分勝手にごめん」

 

 

彼が私に言った。

 

 

『私こそ、言わせるようなことしてごめん。

 

でも、、、私は、、ごめん。なんていったらいいか』

 

きっと言ったら、、

 

私は彼しか見えなくなって、彼に夢中になってしまうのが目に見えていた。

彼が好きだという気持ちはたしかにあるけど、

どこかで進まないようにしようとしてる、

 

でもこの日が自分を止められる最後の日だった。

 

彼が言う。

 

「今度、大会があるんだ、

もし、もし優勝したら一日デートしてくれないかな?

 大会に勝てなかったら諦める、だからダメ?」

 

 

優勝したらデートしよう。

そう約束した。

 

 

 

 

 

 

私もあなたのことがすきです。

 

そう言ってしまいたかった。

 

 

でも言わなかった

 

言わないままでいたら

 

曖昧にしておけば

 

彼のそばにもう少しだけ

 

いられる、もう少しだけそばにいたい

そんなずるい自分勝手な考え。

彼だけに気持ちを言わせて

 

ずるい私。

 

 

こんな形で会わなかったらどんなに良かったか。

知らなければよかった。

 

 

彼が愛おしい

でもそれと同じくらい

出会わなければ良かったと思う。

 

彼の全てを

彼の一生を

彼の人生を

 

生活を

家庭を

家族を

仕事を

 

壊しちゃいけない

 

彼が好き

 

 

彼が初めて口にした言葉。

 

 

私だって彼に出会って初めて会って、

彼に恋していた

 

 

彼に好きという感情ももっていた。

 

好きな人にすきと言われて嬉しくないわけない。

 

私は彼にそういわれて胸がいっぱいで、

嬉しいのに涙が溢れてしまった。

 

きっと彼も戸惑ったと思う。

嬉しくて涙が溢れたのか、幸せで涙が溢れたのか。

私自身もわからない。

 

 

 

私もあなたのことが好きです

 

そう言えたら。

 

言ってしまいたい。

 

でも言えない。

 

 

彼が

 

「大丈夫だから」って

 

言いながら

私の頭をぽんぽんと撫でた