soleil de l'est 〜avant aube 〜 -20ページ目

ツールドおきなわ 〜レース編〜

11/10 sun

いよいよツールドおきなわ当日。

午前4:45起床

前日からお世話になっている民宿(詳しくは後述します)のお母さんに朝食を用意してもらい、
朝食後、アップに出掛ける、
コース上の最初の登りを使い、心拍を170台に3度ほど上げる。
心拍はもう少し上げたかったが、
時間もないのでスタート地点に向かう。

今までの緊張感とは明らかに違う。
デカイレースに飲まれている感があった。

6:30ごろにスタート地点に、
並び位置は50番手くらいかな、
いい位置。

ここであってはいけないハプニングが。。。

ホイールとブレーキシューのクリアランスのチェックをしていると、
後輪の左側のシューが手で簡単に動いた。。。
最悪の事態。。。
手締めではやはり無理。
周りの人の自転車のボトルホルダーを見回す。

工具ボトルを持っている人を発見!!
その方にヘックスをお借りして、シューを増し締め。。
この時貸して下さった方、ホントにありがとうございました(u_u)
助かりました。。

変な緊張をした後、スタートラインに進む。

カウントダウンがされ、
目をつむり集中する。

そしてスタート。

勝負所は水族館前の坂~今帰仁の坂までの区間、そしてジャスコ坂(イオン坂??)からのペースアップ~ゴールスプリントの流れか。。


スタート直後、
静かだがペースはいっきに上がる。

バイパスに入り位置は30~50番手くらい、最初の坂を30k弱で登り心拍を見るといきなり180超。

ん~持つかな。。。

そこから本部大橋まで小さなアタックはかかるが、ペースは落ち着いている。

本部大橋後に車線が減るので、大橋前に先頭にでる。
蓋をする格好で先頭のまま登り始める。
登りきる時には意図的に番手を下げる。

これは前日、NASUのYさんとモジュマのモゴに聞いていた作戦で、沖縄では一貫して坂はそんな感じで登った。
ウェイトの重い僕は何よりも坂での消耗を抑えないといけないから。

そして、はじめのポイントの水族館前の坂へ。
スプリントポイントは初めから取りに行くつもりはなかったので、ペースアップと逃げにだけ注意した。
坂では、特にペースは上がらず淡々と登りきる。
ここから今帰仁の坂までは、
絶対に千切れない!!
という覚悟でいこうと、走る前から思っていた。
小さなアップダウンを繰り返すこの区間は特にアタックもなく、ペースも大きく変わらない。思ったよりも落ち着いた展開だった。
一度前方を走る人がふらつきフロントホイールに接触したが、大事には至らなかった。

ここまではそれなりに消耗はしていたが、後ろを振り返る余裕もあり、
今帰仁まで集団で来られたという、
満足感を既に感じていた。

そして一番恐れていた今帰仁の坂。
ここでは、前方でアタックもあったようだが、それを気にしている余裕は自分にはなく、集団にしがみつき、ギリギリで登りきる。

シルベストの人がチームメイトに、
ここから後は着いて行くだけですよ!!

と、声を掛けているのが聞こえる。
それを自分にも言い聞かせ、
その後の平坦で回復させるためにも集団になんとか収まる。。
おそらくそう声をかけていた方は2着ゴールの方。助けられました。

今思えば、ここが一番きつかったかな。
耐えた!!
心の中ではかなり嬉しかった(笑)
加えて、この様子じゃもう最後に勝負なんて出来ないな、と思った。。

でも、せっかく集団に残れたんだから、と、

今帰仁の下りでアタック!!!

即吸収。。。

このアタックは、後に自分を苦しめることに。。。

ジャスコ坂が近づくにつれて脚が怪しい感じに。。。
補給は使い果たして、残りは水分だけ。
脚がいよいよ攣りそう。。。


そしてジャスコ坂。みんなそれなりに消耗しているようで、強いアタックはない。先頭に残るためにダンシングで登る、


そして怪しかった脚が攣る!!!
登りきる直前に右足太ももが完全に攣った!
頼むからもってくれ!!
と、右太ももに思い切り3回パンチ(笑)
攣りながらも坂をクリア。
アタックなんかしなきゃ良かった。。

回復するだろうか?
いや無理だろ。。。

きっとペースアップするだろうし、
ましてやスプリントなんてしたら一撃で脚が終わる。。。

なんとか集団でゴールしたい!
その時はこんな気持ちだった。

下りからラストの平坦でペースは一旦落ちてから、一人が早駆け!!
小柄な選手だったので、スプリントを嫌っての早駆けだろう。
すぐ隣だったがまだ距離があるので行くのはやめる。

それくらいからペースは段階的に上がっていく!
少しずつちぎれる人もいたと思う。

集団の右側から行こうと決めていたので、
我慢していい位置が来るのを待つ。

集団は30人くらいか??
ピリピリと集団の空気は張り詰めて行く。
今ここにいること、
しかもおきなわという大きなレースで先頭に残っていること、
気持ちは半端なく高揚し、
笑いそうになる。
楽しい!!これ以上なく楽しいが、残念なことに脚が残っていない。。。

自分の得意な所はスプリントだけ。
でも、スプリンターは最後に脚を残していなければ、
ウェイトが足かせになるなるだけ。。

残り500mを切り、全員がスプリント態勢に入る。

位置は中央から少し右より、前にはまだ人がいる。我慢というよりこの時の脚の状態はギリギリで、飛び出せる感じじゃない、全力で踏むと終わる感じがしていた。
出来るならこの時、全力でスプリントしたかった、それは悔しかったが、このままゴールして30番手以内なら上出来だと思った。

残り300、100mと迫り、さらにペースアップ、先頭の人数が減っていく!!

ゴールのアーチが視界に入り、
最大に気持ちが高ぶる!

ここだろ!!!
今ここだろ!!!!
ここで踏むために練習してきたんだろ!!!


大きく叫んで気持ちに最後の鞭をいれる。
その時先頭は1車身先!
もしかしたら、運が良ければ表彰台!!??

残り50mでも優勝は見えていなかった。

そして最後の最後5人程が横並びに、
ダンシングをして完全に攣るのが怖かったのでシッティングで回す!!


少し抜け出したか!!?
でもスッと誰かが伸びてもおかしくない!
ん?誰も来ない!!!
まさか!!!

ゴールラインを見ながらゴール!!


ゴールラインを切った瞬間に初めて勝ったんだと確信した。

ゴール後、何度も何度も叫んだ。

そして、この日のために過ごした今日までのことがどんどん浮かんだ、涙が溢れて声を出して泣いた。


感動しました。


競技をしてから初勝利、
それがしかもおきなわって。。。


嬉しすぎるぜ。。。。



勝利は最後の最後まで考えてなかった。
ただあの中で誰が勝ってもおかしくはなかったし、
言うなれば勝利の女神が、最後に息を吹きかけたのが僕だった。

こなしてきた練習を考えると、
まだ出来ることはあったろうし、
これから時間をかけてもっと速くなれる気がする。

まだ次の目標は決めていないが、
レースの次の日、おきなわ100kmのコースを車で走ってきた。
これからはもっと難しいトレーニングになるかな。。。


最後に、自転車に多くの時間を割いて迷惑をかけた、家族。
一緒に練習した仲間。
いつもお世話になっているショップの社長やメカニック、店員さん。
加古川整体院の院長。
至れり尽くせりのお世話をしてくださった民宿 沖縄時間のお父さんお母さん。
滞在中、御一緒してくださったNASUの吉村さん、モジュマの茂越君、初出場の不安を和らげられたのは言うまでもありません、ありがとうございました。

そしてツール・ド・おきなわを作った関係者の方々やボランティアの方々。

本当に感謝しています!!!
ありがとうございました。



なんか自転車やめそうな終わり方やな。。。

でも、もう少し走らせてもらいます(u_u)