先週 X で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。
1, = 釜揚うどん(かまあげうどん) =
頭から釜揚うどんの湯気に入るサラリーマンの短き昼餉
2, = ブロッコリ =
ブロッコリ冷凍のまま放り込み弁当箱と子は出発す
3, = 寒雀(かんすずめ) =
物干しに相棒を待つ寒雀風にいくつか鳴く声を聞く
4, = 水洟(みずばな) =
ちり鍋を食えば流れる水洟は湯気のなかにてくつろいでいる
5, = 寒昴(かんすばる) =
見上ぐればふうわり温さ纏ひたる寒昴ゐて網膜を撫づ
6, = 藪巻(やぶまき) =
一日を眠りて過ごす藪巻の陰のなかより寝返りの息
7, = 炭俵(すみだわら) =
明け方の雪を払ひて炭俵黒のなかには温さ眠りぬ
・藪巻(やぶまき):樹木や竹などを雪害から保護する目的で、縄や莚などで幹や枝をぐるぐる巻きにすること。
・寒昴(かんすばる):プレアデス星団。