季語短歌24-11-25 | ひろちん。のエスキス

ひろちん。のエスキス

廣珍堂と同じひと

  先週 X(旧Twitter)で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。

 1,  = 浅漬(あさづけ) =

 朝食に白菜の水立ちてをり浅漬け盛りし冬の指先 


 2, = 七五三(しちごさん) =

 目を瞑り袖振り回す七五三紙の写真で騒いでおりぬ 


 3, = 神の旅(かみのたび) =

 空を飛ぶのは嫌いらし神の旅土の匂いの鈍行に乗る 


 4, = 初時雨(はつしぐれ) =

 診察を終えれば外は初時雨傘をさすほどでもない雲に 


 5, = 冬の更衣(ふゆのころもがえ) =

 いきなりの寒波に今朝は手前取り衣料ケースへ冬の更衣 


 6, = 木の葉(このは) =

 ビル風の果てに木の葉のひかる道梅田の地下迷宮を抜ければ 


 7, = 大根干す(だいこんほす) =

 この街は新しき家も大根干す北の叫びが山より降り 



・神の旅(かみのたび):陰暦十月、諸国の神々が出雲大社へ集まるために旅立つこと。