季語短歌24-2-12 | ひろちん。のエスキス

ひろちん。のエスキス

廣珍堂と同じひと

  先週 X(旧Twitter)で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。

 1,  = 寒明(かんあけ) =

 寒明は気持ちだけなる通勤路、早足猫背いまだ変はらず 


 2, = 淡雪(あわゆき) =

 淡雪に都会の駅は人溢れ押さるるところ汗の雲出づ 


 3, = 梅(うめ) =

 通勤の路地に寺より梅の香の届き眠りは突然崩る 


 4, = 冴返る(さえかえる) =

 再開の市場に鰤を競る声の冴返るとき夜は明け来たり 


 5, = 岩海苔(いわのり) =

 岩海苔を取りし女は陽を背(せな)に波の間(あわい)に明るく揺るる 


 6, = 旧正月(きゅうしょうがつ) =

 土の色ぬくもりすでに戻りきて旧正月の暦をめくる 


 7, = 建国記念日(けんこくきねんび) =

 農民に九時集合を伝へたり神武天皇即位準備部 
 (テーマ詠)