季語短歌23-5-1 | ひろちん。のエスキス

ひろちん。のエスキス

廣珍堂と同じひと

  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。

 1,  = 春の星(はるのほし) =

 葉桜の梢を渡る春の星やがて溶けたり遠き街へと 


 2, = レタス =

 朝露の残るレタスの中心にたましひありて水送りたり 


 3, = 躑躅(つつじ) =

 さわさわと躑躅は服の裾を撫づビルの谷間に降りたるひとへ 


 4, = 大根の花(だいこんのはな) =

 園芸部の誰が植ゑしか大根の花の開くを顧問は知らじ 


 5, = 春昼(しゅんちゅう) =

 ビルの間の風も止まりて春昼の窓のOL草餅を食む 


 6, = 春暑し(はるあつし) =

 春暑しショートパンツの乙女らは眩しさとなり街へ駆け出す 


 7, = 独活(うど) =

 独活の白酢味噌の黄を鈍色の器に盛れば眩しさ来たり