季語短歌23-1-9 | ひろちん。のエスキス

ひろちん。のエスキス

廣珍堂と同じひと

  先週Twitterで季語で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。

 1,  = 冬鷺(ふゆさぎ) =

 小雪舞ふ鴨川に立つ冬鷺の動かぬままを記憶する街 


 2, = 書き初め(かきぞめ) =

 宿題の書き初め並べ掲げつつどつちを出すか決めている顔 


 3, = 仕事始め(しごとはじめ) =

 ドアの前仕事始めの職員を苦情の人が今年も待てり 


 4, = セロリ =

 エプロンにセロリの水を散らしつつ新たな年の青迎へたり 


 5, = マフラー =

 マフラーに顔を埋めて外に立つ気象予報士の「渋谷寒いです」 


 6, = ほうぼう =

 鍋の中泡立つ煮汁甘くなりほうぼうの身の白現れぬ 


 7, = 七草(ななくさ) =

 七草の粥を緩めに炊く鍋に青き匂ひはいよいよ軽し 



・ほうぼう:ホウボウ科の硬骨魚、体表は赤色で頭が大きく、胴は円錐型で尾に向かって細くなる形をしている。