・杖6、5の素振り
・組杖の1
小学5年生男子。大人クラスの稽古にもちゃんとついてきている。
小学生に理解できるように教えるには、手を替え品を替え、角度を変えて、何度でも繰り返すこと。
結局のところ、指導者の引出の多さの勝負となる。
卓球のラケットを的にして直突き。
なかなか当たらない。
型を直して、今度はシャモジを直突き。
ちょっと当たる。
また卓球のラケットに戻す。
今度はちゃんと当たる。
こんな感じで稽古をやってます。
稽古前に道場玄関の掃除。
見れば靴が1足、脱ぎ散らかされている。
その靴を手に取り、「誰の靴だ~」と道場内に呼びかける。
柔道着を来た小学生らしき男の子が名乗り出てきたので、
「靴は下駄箱にいれてな。ここは道場だよ。」と言うと「はい」と素直な返事。
直後に柔道の外部指導者が登場。
靴を脱ぎながら「こんばんわー」と挨拶してくれる。
ここでうっかり、脱いだばかりの靴をコンクリートの上に落してしまった。
靴は段差を転がり落ちて、校庭へ。
「拾いますから」と言って拾おうとしたが、外部指導者はコンクリートの上に一歩踏み出して靴を拾ってしまった。
コンクリートの上には砂がある。
砂の上に裸足で上がった状況。
「降りるんじゃねぇ」思わず声を上げてしまった。
「ここは土足禁止なんです。中学生にも厳しく指導してますから、先生も守って下さい」
ちょっと口調がきつかったのを反省しつつそういうと、先ほどの小学生同様「はい」と素直な返事。
なるほど、道場での立ち振る舞いや礼儀作法というものは、
始めから稽古の中に入っていない、だから知らないんだな。
合気道は「試合に勝つため」の稽古はしていない。
「自分が死んだりケガしないため」の稽古をしている。
自分の生き死にに関わる事を稽古しているのだから、
稽古は真剣に行い、道場は清潔に保ち、礼儀作法や立ち振る舞いは厳しく指導される。
「武道」とはそういうものじゃないのかな。