・体の変更、氣の流れ
・諸手取り呼吸法
・組太刀の一
私はいつも、ニコニコと機嫌よく稽古しているのだが、
昼間に色々と思うところがあり、そういう気分ではなかった。
私の所に工学部の2年生が二人来てくれたのだが、
ニコリともせず、バシシと投げ続けた。
学生の顔から笑顔が消え、だんだん余裕のない表情になってくる。
1年生の時には優しく教えてくれたOBが、
ニコリともせず投げ続けるものだから、不安になるのだろう。
技の恐ろしさも、不安に拍車をかけている。
真面目な人間、正直な人間が報われない。
そんな世の中は間違っている。
しかしその間違った世の中に合わせないとならない。
そのやるせなさに無力感を感じる一日だった。