・・・つづき。
そして国家試験当日。
受験するのは講習会参加者だけではなく,県内にある専門学校の生徒さんも受験するので,かなりの人数である。
この日の為に何度も講習会に通った。
この日の為に何時間も勉強した。
人事を尽くして天命を待つ。
そんな気分だったから,教科書の類は一切持参しなかった。
唯一持参したのは,池波正太郎の「鬼平犯火帳」の文庫本1冊だけ。
時間までじっくりと読む。
そして試験開始。
この問題は知ってる。
この問題も知ってる。
これはこうやって解く。
これはイマイチ正解が絞りきれないが,消去法で行けばこれだろう。
最初の15分で40問一通りを解き終え,残りの15分で確認。
講習会で勉強した仲間に軽く頷きかけ,退出可能時間である30分で教室を出た。
翌日。
東京自動車整備振興会のサイトに,正解が公開された。
早速自己採点してみる。
結果は・・・40問中正解が38問。自己最高の95点であった。
結果発表は4月上旬との事だが,まず問題なく合格であろう。
ようやく肩の荷が下りる。
ようやく普通に稽古ができる。
あれもしたかったし,これもしたかった。
タスクリストも随分溜まっている。
これからじっくりと消化して行こうと思う。
・・・終わり。