「立ち方」の稽古に使っている,一本歯の高下駄です。
こちら で買えます。
だんだん歯が磨り減ってきたため,兄弟子の勧めもあり,歯の底面にゴム板を貼り付ける事にしました。
今回は,一般のご家庭で誰でも簡単にできるDIY(Do It Yourself;てめえでやれ)シリーズ第一弾としまして,一本歯の高下駄の底にゴム板を貼り付ける,その一連の工程を分かりやすくご紹介したいと思います(笑)
まず一本歯の底面をきれいに削ります。
石や砂を噛み込んでいるため,カンナや刃物は使えません。
なので,どのご家庭にもある「ディスクサンダー」で荒削りします。
仕上げは「サンドペーパー」です。
底面と同じサイズに切ったゴム板を,接着剤で貼り付けます。
ゴム板は近所のホームセンターで購入。
次に一本歯とゴム板の接着面に圧力をかけます。
どのご家庭にもあると思いますが,油圧プレスです。
主軸と一本歯が一直線になるようにしてセットし,プレスします。
横から見た図です。
この状態で,二晩程放置します。
もう片方の下駄も同様にゴム板を接着します。
さて,履き心地ですが,下駄の醍醐味である「カランコロン」がありません。
まさにゴムを踏んでいるような感じです。
もちろん音はしません。
ゴムの厚さにもよるでしょうが,少々の小石ならばゴムが吸収してくれるので,バランスを崩すことがなくなりました。
また個人差はあるでしょうが,「踏む」という感覚は,ゴム板があった方が掴みやすいと感じました。
何より大きいのは,一本歯が磨り減らない事。
しばらく試してみて,良さそうならば,普通の下駄を購入し,ゴム板を貼り付けようと思います。





