・・・つづき
朝食は美味い。流石はレストランである。
焼き魚や煮物など,おかずも美味しいのだが,ご飯が特に美味しい。
ついつい沢山食べてしまった。
そして9時から午前稽古。
体育館の抽選に外れてしまったので,午前は再び砂浜で武器技を行う。
・黒帯3名,白帯2名
・剣基本素振り
・左右の合わせ
・5の合わせ
・7の合わせ
・組太刀1,2,4
1時間の稽古を終え,のんぶと組太刀のビデオ撮影を行う。
上半身裸で,波打ち際で水に浸かりながらの組太刀であるが,
そこは疑問を持ってはいけない。
打ち太刀が水を飛ばしながら迫ってくる。
その水を浴びながら受ける。
波が押し,引く。
平衡感覚が狂う。
のんぶのズボンがズリ下がり,赤いパンツが見え始める。
岡山で「服装が弱そうなんだ」と言われたあの色である。
氣結びが終わり,氣の結びを解いた直後にのんぶを指差し
「パンツ見えてるぞ」
「えっ」
その瞬間の写真がコレ。
宿に戻り,まったりと過ごす。
雨はすっかり上がり,日差しがまぶしい。
「のんぶ,お前徹夜で運転して来たんだろ?少し休め」
そう言われ部屋で横になろうとしたのんぶの背中を,私の声が追いかける。
「そうそう,こういう技があってな」
速攻で戻ってくるのんぶ。
技一つ,足さばき一つも見逃したくないのだろう。
「冗談だから。早く休めって。」
と言いつつ
「よし,もう一回砂浜に出るか」
「先生,この技教えて下さい」
休もうとすると稽古すると言われ,
速攻で戻ると冗談だと言われる。
しまいには白帯の門下生にまでイジられ始めるのんぶ。
どこへ行っても,誰にでもイジられるというのは,ある意味すごい事である。
岡山の合同稽古では「B型席」に加えて「イジられ席」を作って頂きたく。
→ 梁さん
お昼ごはんを食べたら,いよいよ体育館での稽古である。
・・・つづく。






