肩を落とす | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

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「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

今年55回目,通算110回目の稽古。


・黒帯2名

・半身,腰,剣の構え

・剣基本素振り

・正面打ち一教 表


肩の力を抜き,肩を落とす事が大事。


「思いっきり技を決めてやろう」

「痛めつけてやろう」


こう思うともうダメ。肩に力が入ってしまう。


肩に力が入ると力技になる。


最初はそういう稽古も必要だが,最終的には肩の力が抜けていないとダメ。


肩の力が抜けているかどうかの目安の一つは,肩が落ちている事だと思う。


剣を振り終えた後,肩が上がっていたらダメ。

肩が自然に落ちているのがいい。


剣を振り終えた形のまま手のひらを上に向けたのが体の変向。


だから体の変向は両手を臍の高さにし,肩を落とす。


そのまま手のひらを下に向けたのが,一教の崩しの形。


つまり「剣の振り」「体の変向」「一教の崩し」は,それぞれ独立した技ではなく,すべてつながっているのである。


剣の稽古であったが,武器を置いて体術の稽古を始める。


正面打ち一教の表。


一教の崩しの形を稽古する。


ゆっくりと技を掛けたり,素早く技をかけたり。

堪えてもらったり,逆らってもらったり。


肩を落としたまま技をかけるとうまくいく。

相手を意識しないとうまくいく。

肩の力を抜くとうまくいく。


肩の力が抜けていると,堪えようと思っても堪えきれないようだ。


試しにこちらが坐り,相手を立たせた状態で技をかけてみる。

肩の力を抜けば,高さの差があっても問題なく崩せる事が実験的に確かめられた。


次はこれが万人に効くのか?という事である。


今度猛者達に試してみよう。