今年54回目,通算109回目の稽古。
・5年生1名,黒帯1名
・半身,腰,右の構え,左の構え
・剣基本素振り
・正面打ち四教
・前後切り
・片手取り四方投げ
剣を振る際,右手は剣の峰に対して四教を決めるように握る。
振り下ろした剣を右手で支えるのではなく,右手で押しながら振り下ろす。
剣の峰を,右手人差し指の付け根にある硬い部分で押すのである。
その際四教同様に,右手小指,薬指はしっかりと握り締める。
左手は右手と異なり,側面から小指を締めつつ軽く握る。
四教,特に裏技では,右手の四教はよく決まるのだが,左手の四教はイマイチ決まらないというのは,武器を振る際の右手と左手の役割が違うから。
剣の基本素振りに際し,時折体術を交えながら稽古した。
次は前後切り。
前を切り,その一瞬の後に後ろを切る。
これは四方投げの体捌きに通じる。
なので適宜剣を置き,四方投げの稽古を行った。
四方投げと剣の前後切りがつながっている事を実感。
体術と武器技を別モノと考えてはいけない。
剣の稽古は体術の稽古であり,
体術の稽古は剣の稽古でもある。
答えは大先生が残された合氣道の中にある。
それを無視してわざわざ他に求めるなんてしちゃいけない。