今年44回目,通算99回目の稽古。
2年生1名,3年生1名,5年生2名。
子供クラスは,稽古前と稽古後,道場の掃除を必ず行う。
畳専用のモップで道場全体のほこりを集め,ほうきで掃き出す。
だがそのほうきが見当たらない。
2年生に命じて,取ってきてもらう。
だがほうきは積み上げた畳の上に置いてあり,2年生では背が低くてほうきに届かない。
3年生に「行って助けてやれ」と命じる。
3年生がほうきを手に取る。
「あたしが持ってく」
「あたしが持ってくの,ちょーだい!!」
ほうきの取り合いが始まる。
それを見た瞬間,怒鳴った。
「さっさと持ってこい!!」
氣合いと同じく丹田から出す声。
真面目に掃除していた他の子も含め,全員がビクッとなって私を見つめる。
「ここはお前らの家ではない。
好き勝手に振舞うな」
おとなしく聞き入る子供達。
新人が怒られるのは,その行動,言動が世の中に通用しないから。
門下生が怒られるのは,立ち振る舞いに注意しないと命を落とすから。
たまには怒鳴るのもいい。