・・・つづき。
翌朝,気分良く目覚めた。
今日は午後から大和の稽古である。
午前は神社の掃除でも・・・と思っていたのだが,あいにくの土砂降りで中止。
雨が上がるのを待ってからホテルを出て昼食。
昼食後,いよいよ大和と宮城野の合同稽古開始である。
会社ではない。
意地悪な上長や,面倒な部下はいない。
大学のサークルではない。
不真面目な先輩や素直でない後輩はいない。
自分を曲げなくていい。
我慢しなくていい。
ただ素直に技をかけ,
素直に技を受ける。
門下生は師範の技を素直に学び,
師範は門下生の成長を喜ぶ。
これこそが,理想の集まりだと思う。
そんな事を考えながら稽古を続けていたら,いつの間にか新幹線の時刻が迫っていた。
ギリギリセーフの第二章の幕開けであった・・・。
・・・つづく。