ゆっくりできるという事は早くできるという事 | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

今年42回目,通算97回目の稽古。


(子供クラス)


・2年生1名,3年生1名,5年生2名

・体の変向

・諸手取り呼吸法

・胸取り二教 裏

・杖6の素振り

・エイエイヤー


私は武道として合氣道を教えている。

たとえ子供クラスであっても,子供に武道として教えている。


だから武道的でなければ技を返す事もある。

それは技だけに留まらず,稽古態度についても言える。


本日,片手を掴む際にいい加減な掴み方をしていた子がいた。


「お前,掴むという事が分かってるのか?

 掴まれたらこうされるんだ」


そう言って手首を掴んだまま膝蹴りを放った。

子供のわき腹の高さだし,強くは蹴っていない。


だが掴まれた瞬間に,子供がふざけてしゃがみこんだ。


これがいけなかった。


低く,力のない膝蹴りだったが,子供の顔面にクリーンヒットしてしまった。


自分の失敗を悟ったのか,泣きそうになるのを必死で堪える子供。


「おっ,大丈夫か。

 ほら,しっかり掴め」


泣きそうになっている事は意に介さず,稽古を続ける私。


「おーよしよし,痛かったね」なんて絶対に言わない。


私は母親ではない。

武道の師範である。


厳しいかも知れないが,武道なのだから態度を改めて稽古を続けるか,それとも道場を去るか,どちらかであろう。


(一般クラス)


・黒帯1名

・体の変向

・諸手取り呼吸法

・片手取り腰投げ(くぐる,くぐらない)

・坐り技呼吸法


門下生の希望で,腰投げの稽古。


腰投げに限らないが,型が身に付くまではゆっくりと技をかけた方がいい。


素早く技を掛けると,勢いで技がかかってしまう事があり,結果として無用な遠回りをする事になる。


半澤先生(故人)は「ゆっくりできるという事は早くできるという事」と稽古中何度も仰り,スピードで誤魔化す事を戒められた。


ゆっくりと技をかけ,腰に十分載せて,ゆっくりと投げる。

腰板がシーソーのように傾き,相手が堪えきれず投げられる。


あーでもない,こーでもないと言いながらじっくりと二人で稽古した。