今年39回目,通算94回目の稽古。
・白帯1名,黒帯3名
・剣基本素振り 1,4,5
・右の合わせ,左の合わせ
・5の合わせ
・中野栄フリマのリハーサル
素振りは力んではならない。
力を抜いて,リラックスして行うのである。
力で切ってはならない。
刀に切らせるのである。
正しく打ち込まなければならない。
それは正しく掴むのと同じなのである。
素早く打ち込んでも型が崩れてはならない。
早くなっても型を守るのである。
剣の基本に再び戻り,ふとそんな事を考えた。
門下生のU君。彼は面白い。
「迷ったり悩んだり,崩れたりしたら一旦戻るんだ。」
という話を稽古中にしたのだが,案の定5の合わせで崩れ始めたので
「迷ったら一旦戻れ」
と指示したら,打ち太刀の途中で後に下がり始めた。
「?」という表情の受け太刀。
周囲も「???」という表情。
「・・・?なんで下がるの?」という私の問に
「さっき戻れとおっしゃったので・・・」
(髭男爵風に)
「なんでやね~ん
ハッハッハッハッ」
社会人になっても,U君はちっとも変わらないという事を確認した稽古だった。