「建物」に頭を下げる人々 | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

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「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

今年18回目,通算73回目の稽古。


・杖素振り20本

・組杖1~3


門下生から聞いた,他県での話。


県営の武道館にて毎週合気道教室を開催しているのだが,

 「師範」がいて,そこへ「月謝を払って入門する」

という形ではなく,

 「道場」があって,そこへ「施設利用料を払って練習する」

という形なのだという。


つまり「県のスポーツ施設を市民が利用する」という感覚で稽古に来ているらしい。


それはそれでいいのだが,そこに集う人々が問題。


合気道教室にて指導している先生の技ではなく,自分の道場の技,自分の大学の技を好き勝手に稽古して帰って行くらしいのである。


つまるところ「稽古する場所が欲しい」のであって「先生はどうでもいい」なのである。


もちろん,広く県民に開放された施設で行われている合気道教室なのだから,そのような人に対して先生が注意したりはしない。


だが,それを聞いて「勿体無いな~」と心底思った。


県営の合気道教室であっても,そこで指導している先生の技を素直に稽古すれば得るものはあるだろうに。


「ウチの技はこうだから」

「先生に習いに来ているわけではないから」


そんな気持ちで通っていて,楽しいのだろうか?

それが武道を学ぶ態度なのだろうか?


頭を下げるなら「先生」に対して下げるべきであって,武道館という「建物」に対して下げるべきではない。


さてさて,宮城県や仙台市の場合はどうなのだろうか?


今度稽古に参加させてもらい,よく見てこようと思う。