19日(火),20日(水)と,工学部の春合宿に参加してきた。
「春」と言っても,合宿所がある泉キャンパス内にはまだ雪が解けずに残っていた。
19時30分からの夜稽古。
幹部が稽古を仕切るのではなく,自由稽古という形式。
後輩が先輩を捕まえ,昼間に習った技でイマイチ身に付かなかった技を,1時間で徹底的に復習するという。
なるほど。
通常の稽古は,自分が学びたい技を教えてくれるとは限らないため,受身の姿勢になってしまう事もある。
しかし自由稽古であれば,自分が学びたい技を教えてくれるのだから,積極的な姿勢で臨む事になる。
#うまい事考えたな~。
そんな経緯で私の所へ来た2年生。
裏技が苦手で,うまく技に入れないという。
裏技が苦手な人は,体の変向が出来ていない事が多い。
この2年生も案の定,体の変向が出来ていない。
前半の30分を使って徹底的に体の変向。
稽古中,技術的な問題もそうだが,心構えがなっていない事が分かった。
取り組みが甘い。
「武道」として稽古していないのである。
掴まれて技に入れなかったら,次はどんな目に遭うのか。
2年生には気の毒だが,少々厳しく身をもって教えた所,ようやく目つきが,そして技が変わった。
残り30分を正面打ち一教裏技に当て,1時間の自由稽古を終えた。
「どうだ?
1時間前のお前とは全然違うだろ?」
姿勢を正し「ハイ」と返事する2年生。
今の2年生は45周年の主役。
「工学部合氣道部ここにあり!」
東北に,強烈にアピールして欲しいと思う。