今年6回目,通算61回目の稽古。
・黒帯4名,とほほ1名,お嬢様方4名
・杖素振り20本 八双返し5本,流れ返し2本
・組杖の1
「のんぶ,さっき駐車場で嫁さんにメール打ってただろ。
内容当ててやろうか?
『今宮城野の道場に着きました。
すいません,楽しんできます』
こうだろ?」
「ど,どうして分かったんですか!?」
「わははは」
「『俺ばっかり楽しんで申し訳ない。
今度みんなで出かけようね』
こんな感じで嫁さんのご機嫌取ってるんだろ?」
「な,なぜそれを!?」
「わははは」
「あれ?のんぶ来てね~な」
「そ,そんな!今目の前にいるじゃないですか!」
「わははは」
こんな感じで,のんぶをチョイとイジりつつ,稽古は始まった。
1月初旬から3回に渡って行ってきた素振りの稽古。
ようやく杖素振り20本の最後である「流れ返し」まで終了した。
今回ももちろん飽きさせない工夫を行った。
八双返し後ろ打ちは,前後に門下生を立たせ,前の門下生の杖を八双返しで払い,そのまま後ろ打ち,さらに後ろ突きにつなげた。
八双返し後ろ払いは,後ろ払いの後,両足を揃えて打ち上げる稽古。
流れ返しは「左流れ返し打ち」に続いて「右流れ返し突き」を実施。
実際にモノを突き,打つという想定で稽古を行う事で,素振りに魂が込もるのである。
指導者は「形」を教えるのではない。
魂が込もった「型」を教えるのである。
門下生には黒帯が多い。
つまり今後は「指導者」の立場に立つ方々である。
「将来,こうやって指導するんですよ」
私のメッセージを感じてくれただろうか。
それにしても,9人が参加とは,宮城野も大所帯になったものである。
さて,前回折って折れてしまった杖であるが,加工して子供用の杖とする事になった。
早速活用させてもらいます。
真ん中が折れた杖。下は子供用の杖。
よほど木目が悪かったのか,打ち込みが強かったのか・・・。
切り口の面取りを行い,全体にサンドペーパーをかけて完成。



