大和の今年最後の稽古を終え,夜行バスで帰宅。
まだ朝の5時30分。速攻で布団に潜り込む。
2時間程横になり,起き上がる。
いよいよ宮城野の煤払い開始である。
数日前に用意した道具を車に積み込む。
・脚立
・掃除機
・ほうき
・ゴミ袋
・ストーブ,鍋(湯沸し用)
・コンプレッサ,エアホース,エアガン
・等々
・・・
宮城野の道場としてお借りしている中野中学校の武道館。
もちろん普段は稽古前後に床の掃除はしているが,それ以外は全く掃除していない。
手の届かない高い所に埃が積もっているのが下からよく見える。
見えない部分は恐ろしい事になっているはず。
気になって気になってしょうがなかった。
何とかしたかった。
だから自分の手で何とかする事にした。
教頭先生に相談した所,武道館を使っている4団体のうち,少林寺拳法が毎年大掃除をしているという。
おぉ,それなら御一緒させてもらおうと考え代表者にTELした所,大掃除は年末ではなく,毎年5月に実施しているとの事。
#開祖の命日にちなんで5月に大掃除しているのだとか。
#「礼節」や「作務」が稽古の中にきちんと織り込まれている
#のが少林寺拳法の素晴らしい点だと思う。
5月まで待てない。
年末に当団体だけでやる事にし,教頭先生から許可を頂いた。
・・・
掃除は高い所から行う。
高い所の埃を落とし,
低い所で拾い集める。
流石に天井は無理だが,壁の高いところならば脚立で何とかなる。
脚立+長いほうきで埃を落とす。
容赦なく埃が降り注ぐ。
床に落ちた埃。
集めるとこうなる。これでもほんの一部。
集まった埃をゴミ袋に詰める。
布団が2組は作れそうな程。
高いところの埃を落とすのと並行して,備品の整理整頓や,玄関の掃除も行う。
大人5名,子供4名,力を合わせて掃除は進む。
低い所を担当。
小さくても女の子。家事が似合ってる。
いいお嫁さんになるかも。
子供達が飽きて遊び始めたので早めに帰し,あとは大人だけで掃除を実施。
最後にトイレと玄関下を掃除し,午後2時で終了。
煤払いが終わった道場。
何とも清々しい。
この清々しさこそが,掃除の最大の報酬。
午後の日差しを受けて,道場全体が白く輝いている。
折角だから稽古しよう。
最後まで残った3名で,剣対杖の稽古。
清々しい道場に響く武器の音と氣合い。
30分程稽古し,それぞれ帰途についた。
・・・
途中スーパーに立ち寄り,3人分のお菓子を購入し,手伝いに来てくれた3姉妹に手渡した。
役に立ったとは言いがたかったが,
役に立ちたいという気持ちは誉めてあげたい。
役に立たなくてもチビッコが健気に手伝っている。
これが宮城野の雰囲気なのだと思う。
・・・
流石に腹が減った。
時間は中途半端だったが,いつものカレー屋さんに行く事にした。
掃除を手伝ってくれた甥っ子を呼び出し,二人でカレーを腹いっぱい食った。
私:ライス600グラム
甥:ライス400グラム
合計:ライス1キロ
道場訓その3:沢山食べる
・・・
そう言えば
「仙台までクリスマスプレゼントの買出しにおいで」
と誘ってあげたのに,のんぶは来なかった。
「掃除の後剣対杖の稽古をするよ」
とエサをぶらさげたのに,のんぶは来なかった。
こんなに清々しい雰囲気を共有しに来ないとは,許さん。
内田さんだったら「巌,のんぶの座布団,全部持ってけ!」と一喝されたに違いない。
罰として宮城野ポイント-1とする。
ご参考:http://myhome.cururu.jp/chibichinpo/blog/article/51001740150
・・・
お手伝いに来てくれた皆さん。
お陰で道場はきれいになり,
清々しい一時を過ごす事ができました。
ありがとうございました。
28日の稽古,しっかりと行い,今年を締めくくりましょう。
では~。













