宮城野34回目の稽古。
本日は水沢からのんぶ来訪。
・黒帯2名,白帯1名,とほほ1名。
・杖素振り20本
・組杖1~6
・体の変向
・諸手取り呼吸法
・諸手取り二教裏技(交差取りの要領で)
・諸手取り二教裏技(片手取りの要領で)
・坐技呼吸法
畳の間も使えたので,途中から体術。
折角水沢から来てくれたのだから,私が相手をする事に。
体の変向。
掴みは強い。流石は木剣1000回素振りの漢である。
諸手取り呼吸法。
最初は掴みも強く,投げもいいのだが,疲れてきたのか,だんだんヘタレになってくる。
どうした木剣1000回漢。
「いつ終わるんですか~」「早く次の技を~」という表情を楽しみつつ,延々と諸手を繰り返す。
次の技も地獄なんだけどね(笑)
諸手取り二教。
交差取りの要領で二教を決める・・・はずなのだが,イマイチ効かない。
諸手の疲れが抜けていないのだろう。
「そうじゃなくて,こうだってば」
と言ってそのまま返す。
「うぉーっ」
と言いながら面白いように落ち,そのまま仰向けに横たわってしまう。
上手い演技だなぁ。
諸手取り二教。
片手取りの要領で二教を決める・・・はずなのだが(以下略)
またもや落ちるのんぶ。絵に描いたような挫折状態。
○| ̄|_
全く演技が上手だなぁ。
のんぶが私に一生懸命二教を決めている最中も,
「あーそこ,手をしっかり開いて」
と,のんぶの二教は忘れても,門下生への指導は忘れない。
ようやくのんぶの二教を思い出して,
「あーごめん」
と言いつつ下に崩れる。
宮城野の面々もその様を見てニヤニヤ。
「この人はいじってもいいんだ」
皆そう思ってくれたようで,何よりである(笑)
ようやく稽古終了。
のんぶはまだ息が切れている。
「のんぶって技が効いたフリが上手いよな。
すごい演技力だよ。」
と言えば,門下生が
「ホント上手ですね~」
と誉める。
もちろんのんぶは息も絶え絶えに否定するのだが,誰も信じてはくれない。
当道場は,最初の1ヶ月は仮入門期間。
仮入門期間は稽古料は頂かない。
のんぶの場合,月1回参上するそうなので,次回はもう正式に入門である。
仮入門期間がわずか1日だけとは。
少々かわいそうではあるが,面白いからそのままで行こう。
思わずニヤニヤしてしまう稽古だった。
出席簿に書いたのんぶの名前。文字がガクガク。
ここまで演出するとは,なかなかの役者である。