宮城野32回目の稽古。
・白帯1名,黒帯2名,見学者1名
・杖素振り20本
・組杖の1
組杖を行うと,目に付くのが「素振りのクセ」である。
先生曰く,「最初に変なクセをつけてしまうとなかなか直せない」との事。
先生がそう仰る以上,クセを直す事には相当の困難が伴うのであろう。
しかし「正しい素振りに近づける事」はできると思う。
「正しい導き」
「素直に学ぶ気持ち」
「不断の努力」
門下生の皆さん,一緒に正しい素振りを目指しましょう。
・・・
学生の頃,素振りが苦痛でしょうがなかった。
1年生8名が1列に並び,一人10本ずつ号令をかけながら素振りを行う。
1セット10本で8セット,と言えば分かりやすいだろうか。
直突き8セット,返し突き8セット,突き下段返し8セット,・・・途中略・・・,右流れ返し突き8セット。
素振りの数が多いのは構わない。
だが単調なのがとにもかくにも苦痛だった。
・・・
そんな稽古はしたくないし,させたくもない。なのでできるだけ途中で自分が悩んだ所,迷った所を分かりやすく解説したり,鏡を見せて修正させたり,打ち込みを受けたりと,単調にならないようにできるだけ工夫した。
それでも素振りが終わる頃には,皆汗ダクダク。
本気で素振りを行えば,かくもいい稽古ができるのである。
「先輩」と呼ばれている立場の学生さんも参考にして欲しい。