久々の大和。
朝,朝食前に大和天満宮を掃除する。
大和天満宮は,自動車の出入りが自由なためか,昼夜問わずに駐車場として使用する人が後を絶たなかった。
#近所の不動産屋さんの関係者だったり,
#近所の放送局の関係者だったり。
#普段大和にいない私が見ても分かる位だから,
#神様はもとより,地元の人にはバレバレでしょう。
また,夜間に不心得者が境内に侵入して飲み食いし,後片付けをせずに去っていくという事も度々あった。
車が入れば参道が砂をかぶる。
だから竹箒で掃き清める。
ゴミを置いていく人がいる。
だから集めて捨てる。
いたちごっこ。
時々むなしさを覚える。
そしてついに,正面入り口を除いて,夜間施錠される事となった。
これにより,境内は「汚れる」という事がなくなり,掃除がだいぶ楽になった。
それはさておき,今朝の出来事。
神社周辺の生活道路上で,若者達が地面に坐りこみ,タバコをふかしながら歓談していた。
足元には空き缶やタバコの吸殻が。
ムカッ。
腕をまくり,箒を手に彼らに近づいて行った。そして「おはようございます」と務めて「優しく」挨拶した。
若者達は急に立ち上がると「俺らも掃除するべ」と言って掃除道具を取りに行き,一緒に掃除を始めた。
「身体に悪いのに,随分吸ったな」
「はぁー,すいません」
「タバコは自分で稼ぐようになってから吸うもんだ」
「はい,ちゃんと自分で稼いで買いました」
「ほー,それが本当なら大したもんだ」
「ホントっすよ~」
そんな感じで3人で掃除をしていると,ご近所さんが雨戸を開けて,掃除する彼らと挨拶を交わしていた。
地べたに座ってタバコを吸っている姿を見られ,しかめっ面をされる事が多いだろうに,今日は掃除をしている清々しい姿を見られた訳で,そのギャップの妙がおかしかった。
掃除はいい。
掃除には不思議な力があると思う。