・・・つづき。
どうにかこうにかミッションを下ろして,クラッチ一式を取り外す。
案の定,クラッチ盤の磨耗は金属のビスにまで達していた。ここまで磨耗するとクラッチが滑るのも無理はない。
左上がクラッチカバー
右上がクラッチ盤,
真ん中がレリーズベアリング。
磨耗は金属のビスにまで達していた。
ダイヤフラムスプリングとレリーズベアリングの接触部分も磨耗していた。
どの写真も,何となく茶色がかっている事にお気づきだろうか?
クラッチを構成する部品一式は,クラッチ盤が削れた粉でまっ茶色になっている。この粉,土埃と同じで非常に細かく,作業着につくと内部までしみ込んで来る。
その威力は絶大。新品の軍手が一瞬にして汚れた軍手と化してしまう(もったいね~)
スチームでミッションを綺麗に洗って乾かす。
今後ミッションを下ろす機会はそうあるものではない。ドライブシャフトやレリーズフォークに丁寧にグリースアップしておく。
交換部品一式も届き,いよいよ組み立てなのであるが,ここからが大変なのであった・・・。
・・・つづく。


