クラッチオーバホール その1 | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

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「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

初めてのタイミングベルト交換も経験し,それが「当たり前」になった頃,もう一つの山を経験したくてウズウズしていた。


それは「クラッチオーバホール」である。


私は飯こそ軽く「2人前」を食うが,
技術はまだまだ「半人前」。
「一人前」になるにはどうしてもこの作業を「当たり前」にする必要がある。


クラッチはエンジンの動力をミッションに「そっと」伝達するための大事な装置。マニュアル車には必ず搭載されている。


2枚の円盤があり,片方はエンジン,片方はミッションに接続されている。エンジン側の円盤は,急激に負荷をかけると簡単に止まってしまう(いわゆるエンスト)。だからミッション側の円盤を「そっと」接触させて,徐々に負荷をかける。ミッション側の円盤は摩擦力で少しずつ回りだし,エンジン側円盤の回転数に近づいていく。回転数が近づけば両方の円盤を密着させていい。こうする事
でエンストもしないし,車もゆっくり発進させる事ができる。


エンジン側の円盤が「フライホイール」,ミッション側の円盤が「クラッチ盤」である。


さて今回車検整備という事で入庫した車。お客さんは気付いていなかったが,引き取りに行った社長は異変に気付いていた。


アクセルを踏むと,回転数は上がるが,加速が伴わないという。無論オートマ車ではない。


「いよいよか・・・?」


ウズウズし始めた。


・・・つづく。