エアホース交換に先立ち「設計」を行った。
既存のホース,カプラ,工場の高さ,幅,奥行きを調べ,図を描いて必要なホース長を計算した。
何事もいきなり作業を始めてはいけない。まず設計。IT産業で厳しく叩き込まれた事である。
設計をきっちりやってから作業するのと,いきなり作業を始めるのと,トータルでの作業時間はどちらが早いだろうか?
設計にもそれなりに時間がかかる。図面や文書を作成し,他人に欠点を指摘してもらい,修正する。作業時間に加えて設計の時間も必要となるから,設計した方がトータルでの作業時間は長いと考える人も多いだろう。
ではいきなり作業を始た場合はどうか?
いきなり作業を始めると,作業を始めてすぐに「あれも足りない,これも足りない」という状態になり,その都度作業がストップする事になる。
ちょっと進んでは買出し,ちょっと進んでは買出し,挙句に返品,なんて事になったらいつまで経っても終わらない。
上記の例からも分かるように,実は設計をきちっとやったほうが,トータルでの作業時間は短いのである。
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設計は段取りである。
設計は問題点を予め刈り取っておくための地道な作業である。
設計は作業をスムーズに終えるための事前作業である。
設計は整理である。
設計は共有である。
本番当日に何も起きない。これが設計の醍醐味である。
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偉そうに「設計」について語ってしまったが,予算を5,000円もオーバしてしまったのは設計としてどうよ?と言われるかも知れない。
ここが難しい所なのだが,設計しないのも良くないが,設計し過ぎるのもまた良くないのである。
設計に時間がかかりすぎて肝心の作業時間が押してしまっては本末転倒であるし,実際に作業を始めてみないと問題点が見えて来ない事もある。また完璧に設計し過ぎると,変更の余地がなくなってしまう。
設計で大きな問題点を刈り取っておき,小さな問題点は現場で吸収する。この位の姿勢で臨んだ方が,設計はうまくいくようだ。
