まだ納期に余裕がある仕事を速攻で終わらせ,学生の冬合宿へ。
暖かい晴れた日。なつかしの泉キャンパスへ向かう。
10数年前,受験生としてこの門をくぐったっけ。
ここの心理学の先生の所へ何度も通ったっけ。
ここでの合宿は,寒くて辛かったっけ。
そんな事を考えながら,体育館へ向かう。
左奥が研究棟。中央奥が体育館。右手には図書館,食堂,事務室。
おっ,練武の気配が。
稽古は約2時間。前半が武器技,後半が体術である。
(武器技)
杖素振り20本
組杖1,2
(体術)
体の変向
諸手取り呼吸法
坐り技 正面打ち三教
片手取り腰投げ
片手取り呼吸投げ
坐り技 呼吸法
組杖は,チャッチャカチャッチャカと稽古している。これではダメ。
形稽古である。号令を掛けながら,一つ一つの動作を確認しながら,そこに込められた武道的な意味を考えながら行わなければならない。
組杖になって,初めて素振りの意味が分かることもある。素振りはもちろんだが,組杖の稽古もおろそかにしない事が大事。
体術は,坐り技など,基本を重視したいい稽古をしている。
部員の稽古着の,膝が赤く染まっている。膝行が辛そう。しかしそれは,坐り技をおろそかにしていない証拠。いい事です。
しかし,白帯の稽古不足が目に付く。もうすぐ後輩が入って来ますぞ。大丈夫かな?
道場の隅に鍛練打ちの台が。久々に鍛練打ちを満喫。鍛練棒の成果か,打ち込みの強さが学生時代と段違いになっていた事に,自分で驚く。
うちの工場にも一つ作ろう。
白帯の諸君はまず技を覚えて欲しい。
茶帯の諸君は技の一つ一つに込められた武道的な意味を考えて稽古して欲しい。
手順だけを覚えてハイ卒業では,つまらないじゃぁないか。










