久々に「試験」というものを受けてきた。
3級ガソリンエンジン基礎の講師は,うちの社長と知り合い。何かと「おたくの社長は・・・」と言われていたので,あまり悪い点を取るとそのまま社長に伝わってしまう恐れも。だから一応勉強してから試験に臨んだ。
試験は,実技,筆記の両方が行われる。
実技は計測機器を使用した測定や,工具の名称や用途を問うもの,筆記は材料や燃料,トルクや電気抵抗などの計算問題である。
予想外の出題もあり,何問かは空欄での回答。あっちゃ~。
いつも使う工具「プライヤー」の名前がどうしても出てこなかった(正式名称は「コンビネーションプライヤー」)。
電気抵抗を求める問題では,似たような直列抵抗を求める問題が2問出題。本当はもう1問は並列抵抗を出題したかったのだろうが・・・出題ミスを装ったボーナス問題なのだろう。
試験というものは,実務でも必要で,大事な所だから,分かっていて欲しい所だから,出題するのである。
出題者は,その全てを問う事はできないから,ポイントとなる所から適当にみつくろって出題するのである。
回答者は,どのポイントが出題されるか分からないから,全てのポイントを押さえるのである。
つまり,試験のための勉強こそが,本当の勉強なのである。
試験も仕事も,要領よくやればいいのである。ポイントを押さえ,優先順をつけて取り組めばいいのである。それが本当の勉強であり,仕事なのだから。
しかし,こと「技」を身に付ける事に関しては,「要領」は通用しない。やはり地道な日々の積み重ね。
職人技もしかり。合氣道もしかり。